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枕←良い加減やる気を見せて欲しい

枕。人類の寄生虫です。

人の睡眠時に頭を支えるという
およそ枕でなくても代用が効きそうな役割を
人類史が始まって以来全うしています。

「自分の仕事は自分でなくてもできる、意味のないものではないだろうか?」

そんな社会人が一度は経験して
乗り越えるべき疑問を持つことなく
今日も人の頭の下でのうのうとしています。

彼には一度自身を顧みてもらう必要があります。

そもそも枕の起源は
5000年以上遡ることが可能なようです。

これを聞いて
古くから活躍しているベテランの風格を
枕に感じた方は
今すぐその考えを捨ててください。

5000年前からコイツは成長してないのです。

たまたま睡眠時の人の頭の下
というスキマ産業にありついただけの
3流経営者であることは
疑いの余地もありません。

そのスキマ産業で
成長しようとする様子も
活躍の場を広げる努力もしないまま
今日にいたっています。

全人類が
睡眠という行為を捨て去るという
超人的な進化を遂げた暁には

必ず職にあぶれる存在であるにもかかわらず
「誰かの下に居るのが、結局一番楽なのよ」という
大企業でそれ以上の出世を望めない平社員のような
発言をしています。

一度痛い目にあってしかるべきなのです

恐らく
枕が夜中に、大きめのビスコにすり替わっていたとしても
気づける人間はほんの一握りでしょう。


入れ替わっても気づかれないという点には
同情を禁じえませんが
枕の有用性については著しく低いといえるでしょう。

彼とペアとして認識されることの多い
布団も実はその扱いに
憤りを感じていることでしょう。

当然ながら今の人類に布団は不可欠です。

彼がいなくては
安眠を得られることはありませんし
布団のない場所で寝てしまった為に

今まで一度も痛めたことのないような部分に
不調をきたした方も多いことでしょう。

ですが枕は違います。

最悪、どころか
なくても全然いいのです。

布団がなければ良質な睡眠をとることは不可能ですが
枕がないぐらいだったら、全然影響がありません。

にも関わらず
布団を購入すると
当たり前のようについてきます。

学校内で他に親しい友人がいないために
四六時中その子と行動したがる
中学生に似ています。

布団側も口にはしませんが
内心、辟易としていてもおかしくありません。

枕にはまず
人間関係の機微というものから
学んでもらわねばなりません。

人に必要とされるためには
その考えを根底から変えることが大切なのです。

ぜひ彼には
寝ている間に
次の日の朝食を作って置く等の気概を見せて欲しいものです。



以上です
夜更かしはしないようにしましょう
ありがとうございました。






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