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ずいぶん前に描いたクララです……(=^・・^=)

 色を塗ってくれたのは妹です。
 たぶんクララは1歳です。
 キララもまだ元気で、妹のベッドでいっしょに寝ていました。

 キララの写真はあまり残っていないので淋しいです。
 キララの絵も描いておけばよかったと思うのですが、キララのかわいらし車何度描いても切り取れませんでした。

 残念なことです。
 キララは固形のキャットフードしか食べませんでした。
 ちゅーるをあげても匂いを嗅ぐだけで食べませんでした。
 固形はクララの分も食べていたので、元気だと思い込んでいて、急死してしまった日のことは忘れられません。




忘れないからね。

 母が亡くなって、7年が過ぎて、母はキララが大すきだったから、キララもおいで、と天国に呼んだのだろうと思っています。

 私は、物語を書く才能はないように思います。
 文章を書くのは好きなのですが、子どもの頃に子どもの本を読んだ記憶がないので、いまから勉強しても遅いのかなぁ、と弱気になっています。

 中学生の私を思い出しても、将来に希望は持っていませんでした。
 ただ、他人に迷惑だけはかけたくない。おじいさんとおばあさんより先に死んではいけない、と思っていました。

 普通の生徒の中で一人だけの障害児には、明るい未来など想像もできなかったのです。

 でも、それは間違いだったと今はわかります。
 努力は報われると、知っています。
 障害者の私がケアマネージャーになったのですから、世の中捨てたものではありません。

 だから児童文学作家も、あきらめてはいません。
 弱音は吐きますが、あきらめません。

 母がつけてくれた名前を信じて頑張ります。

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