さみしい通り越してかなしい
寒い。
秋の寂しさは、ついこないだまでの夏の余韻を思い出せるからこその淡い寂しさなんだと思う。ここまで寒いと、孤独な寂しさに近くなる。
人間、寒いと悲しくなるらしい。知らんけど、私の体感。SNSを見ていても「寒くてかなしい」とか「寒くてさみしい」とか言っている人がいるから、そんな気がする。
寒くて悲しいというのは実際にそうなのかもしれないけど、バグみたいなものなんじゃないか。そこまで悲しいわけではないのに、寒いだけで悲しいと思いこんでしまって、そのうち本当に悲しくなってしまう。気をつけろ、そんなの寒さの思うツボだ!
なので、そうなる前に身体を動かすとか、暖かい空間に行くとか、温かいものを食べるとか、人とおしゃべりして笑うとか、そういうプラスの要素で対抗していかないといけないんだと思う。
今日は寒い。
朝、なかなか布団から出られず、ようやく出て、のそのそと着替えて、朝ごはんを食べようとしたら、面接の不採用通知がメールで届いた。かなしい。
面接と言っても、行ってみたら面談に近くて、家でさんざん練習した志望動機やら自己紹介なんかはせずに、交通費のことやお給料のこと、お休みのことを教えてもらって、あとは質問があるか聞かれただけだったから、正直これは採用前提の顔合わせなんじゃないかと期待していた。けど2週間経っても連絡がなく、いつごろ結果が出るか教えてほしいと問い合わせてみたところ、わからないと言われてやや不信感を持っていて、面接から3週間経ってようやく連絡が来たと思ったら、不採用。うーん、悲しい。
まあたしかに、最初に応募してから面接の日程を決めるまで1ヶ月返信がなかったし、なんかこう、連絡の遅さと丁寧な印象のなさに不信感は抱いていたけど、休みが多く、自分のこれまでの経験も多少活かせそうと思って魅力を感じていたこともあって、受かってしまえば不信感もなくなるかなとか思っていた。
そういう不信感はだいたいあとになって、後悔につながることが多い。「あぁ、あの時からなんかおかしいと思っていたのになんでこうなることに気が付かなかったんだろう」みたいに。なので、受かっても、もしかしたらあとから後悔することになっていたかもしれない。というか、そう思うことでなんとか前向きになりたい。
しかし、過去一番お金がない。なので、なんとか働かなければならない。ちょっと焦りの気持ちもあるし、こういうのも経験しとくといいかな、なんてのんきに考えている自分もいる。
寒さを凌ぐ、あったかい服も欲しいんだよな。
とりあえず、風呂に湯を張って温まってから考えるか。
くらむぼん
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