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これからも一緒につくる

こんにちは

noteを始めて今日でちょうど1年となりました。
何を書いていこうか、は始めた時から決まっていて家業倉島木工所の自社製品の紹介とそれにまつわる活動、そして商品になるまでの過程。

いわゆる、広告のつもりで始めました。

それらの視点からKURAMOCO商品を知っていただき、少しでも広まってほしいな、といった思いを持って続けてきました。

ただ、続けている途中で重点をKURAMOCO商品だけでなくボク個人が感じでいることや学んだことも書いてみようと手探りながら今に至っています。


■待たず、動く


自社製品はそもそもボクが始めたことなんです。

建築工事受注の仕事がメインの倉島木工所は建具や家具を作り、建築現場で施工しています。
ただ、ボクはこうした事業が続けられている現在だからこそ、そうではない道、自らが製品を考案して販売をしていく自発的なプロジェクトも始めても良いのではないかと考えてました。

現実的に木を扱える職人さんは減少しています。
受ける仕事を待つ、という姿勢から仕事を自分たちでも作る姿勢を持つことで方向性の舵取りができやすくなりますし、それが木工技術を必要とされる一助になればと思っています。


ただ、これは倉島木工所に兄がいてボクがいる環境だからやれているというのもあります。周りの理解と環境には感謝しかありません。
兄弟それぞれが自立した動きで進むことで自分たちを知っていただく機会が広がり、結果として倉島の成長にもつながっていくと。


■木工所という場所

倉島木工所の成長、
それは自分たちだけが良くなる、というような意味ではなくボクらが作った木製品を通じて木の持つ利点や効果を知っていただく、それには木工技術を持つ職人さんの力が必要ですし、それ以外にも関わる人たちの技術力も必要になります。

ですので、

これからも一緒に作っていきましょう、
これからも一緒にお客さんに良いモノを届けましょう、
それが出来る様にこれからも一緒に活動していきましょう、
そのような意味合いです。

木と和紙の椅子はまさに一つの事例だと思っています。

そのように考える根底に倉島木工所が町工場で始まった歴史にあります。
自宅の庭先に作業場あって、職人さんがいて、鼻歌を唄って作業していた、そんな話を聞いたことがあります。
ボクが思うに現在も(見た目ではなく)コミュニティーとして町工場風情が残る会社だと感じています。

一つの場所に、モノを作るために集い(働き)、作り上げるまでに色々な人が関わっていきます。そこに見える光景は職人さんたちがワイワイガヤガヤ、他愛ものないことを言いながらモノを作っている、人と人との程よい距離感の近さです。

そういったどこか民宿的なところが倉島木工所らしいかな、と考えています。

そこにこれからの倉島木工所の在り方のヒントがあるような気がします。
会社なんだけど、どこか居心地良さがあって人が集っちゃう、みたいな。
キーワードは「ケの中のハレ」、ものをつくる日常にポッと温かくなる人との関わり合いがある空気感。

それってどんなカタチなの?、は模索していきたいと思います。

ということで
今後もnoteでは自社製品の話とボクの学びの話が中心になると思います。
引き続きお付き合いくださると嬉しいです。

それではまた。



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