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起業の振り返り

年末恒例の振り返り。2021年だけで無く、定年後起業の4年間を振り返ります。

創業1年目


2017年9月に定年退職して10月に創業しました。最初のうちは開業届や、挨拶状、会計ソフトの導入、Webサイトの作成などそこそこ多忙でした。ただ、まず感じたのは、雑談をする機会が減ったことです。レンタルオフィスを借りたのですが、各人が黙々と仕事をしていて雑談をする雰囲気がありません。

期待していた仕事は、中長期の契約で顧問のような仕事をすることでしたが、そうは甘くないです。挨拶かねて知り合いを訪問したり、紹介で営業したりしましたが、契約は取れませんでした。

自分が何ができるのかを、もっとピンポイントで明確にしないといけませんね。「何か一緒にやりましょう」では、響きません。

起業前から自主勉強会をトライアルで実施していました。有料で素晴らしいゲストをお呼びして開催していましたが、集客には苦労しました。Facebookで宣伝すれば、お友達が来てくれるかなと期待していましたが、そうはいきません。対象者リストをきちんと作り、メールなどで能動的に告知しないとダメですよとアドバイスされました。2回実施しましたが、続いていません。

12月になって、社内マーケティング研修の仕事が入りました。コンサルティングパートナーのD4DRの大きな案件に参加することになりました。3ヶ月経って、いろいろ動き始めたのです。

1期目の収入は、研修が64%、コンサルティングは36%でした。

創業2年目


起業セミナーでお会いした人から「一人起業なら決算も自分でできるよ」といわれたので、挑戦したのですが、税理士会の説明会に参加したら、自分にはできそうもないことがわかりました。会計ソフトの会社から税理士さんを紹介してもらい、決算報告書作成を依頼しました。1期目は役員報酬を少なくしたので、黒字になりましたが役員報酬は期中には変更できません。2期は役員報酬を増額しました。

前職の同期が財団法人の事務局長になり、財団のWebサイトのリニューアルの相談を受けました。久しぶりに会った友人がマーケティングコンサルの仕事を紹介してくれました。やはり人的ネットワークが非常に大切だと痛感しました。

フリーランスの収入は不安定で売上げがゼロの月もありました。さすがに焦りましたが、焦ってもしょうがないてす。新しい契約がとれて、結果的には2期の売上げは1期よりも増えました。

売上比率はコンサルティングが58%、研修は11%、Webサイトリニューアルプロジェクトが31%となりました。役員報酬を増やしたので赤字になってしまいました。

創業3年目


3期目前半(2019年10月~2020年3月)は順調で新規に小売業のEC運営支援が入りました。サイトリニューアルをした財団とは個人契約で定常的に仕事をする事になりました。

しかしながらコロナ禍で事態は一変しました。コンサルティングの仕事は延期となり、研修も中止となってしまいました。それでもリモートでの研修を依頼され、財団では会場で開催していた講座ができなくなったので、オンライン開講のトライアルをしました。急遽配信のノウハウを学び、挑戦しました。学び続けることは重要だと痛感しました。

助成金、補助金についても学び、申請に挑戦しました。ソーシャルビジネスのセミナーで自分にもできるソーシャルビジネスのヒントを得ました。それはソーシャルビジネスや社会貢献している組織や団体の中間支援、ICT支援をすることです。事務局業務を委託しました。

3期の売上は激減しましたが、持続化給付金のおかげで助かりました。売上比率はコンサルティングが59%、研修が34%、事務局業務委託が7%でした。

創業4年目


コロナは落ち着く様子は無く、自宅での業務が中心となりました。レンタルオフィスは解約して、受付だけのバーチャルオフィスに変更しました。

オウンドメディアの提案では、コラム記事のライティング実務も行なうようになりました。ヨコハマ経済新聞のライター講座を受講し、日本語変換をATOKに替えて、共同通信社記者ハンドブック辞書を導入しました。これはライターには必須です。

● 共同通信社記者ハンドブック辞書
https://www.justsystems.com/jp/products/dic_kyodo/

横浜市の事業継続・展開支援補助金(設備投資支援型)を得て、撮影機材を購入しました。動画編集は外部委託していましたが、簡単な編集は自分でもやれるように、学びました。

また中小企業庁と中小機構が始めた「中小企業デジタル化応援隊」にIT専門家として登録し、マッチングシステムでICT支援の新しい仕事を得ました。

● 中小企業デジタル化応援隊
https://digitalization-support.jp

4期の売上も伸びず赤字でしたがICT支援に活路を見い出しました。売上比率はコンサルティングが25%、研修が8%と減り、ICT支援は伸びて55%になりました。事務局業務委託は12%でした。


2021年10月から第5期が始まりました。
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