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blog 《飛龍伝》成功祈願へ

どうも。
月海舞由です。

今年2023年11月22日から26日まで
下北沢 駅前劇場で上演の公演《飛龍伝》
成功祈願に浅草へ行ってまいりました。

おかおまんまるちゃん

6歳の時、演劇好きな母に連れられてはじめてお芝居の世界を覗いた。
その時に見たのが、今回の《飛龍伝》と《幕末純情伝》という作品だった。

3歳から日本舞踊とクラッシックバレエを習っていたわたしには、衝撃通り越して最早事件だった。

こんな世界があるのか。
学生運動の が の字も知らない6歳のわたしはわけも分からず泣いて、笑って、作品を愛おしいと思った。出演者全員がキラキラしてて、泥臭くて美しくて、生きていた。すべてが素敵な事件の連続だった。

はじめて、こんなふうに生きてみたいと思った。

あれから約20年、あの初恋ともいえるこの気持ちを忘れたことは1度たりともない。一向に冷めないこの思いは、どこへぶつけたらいいのか。

自分があの舞台に立つこと。答えはひとつしかなかった。ずっとずっとやりたかった。憧れて憧れて、嫉妬したり、焦ったり後悔したり。いろんな感情がグチャグチャになってどうしようもないときもあった。

この作品をわたしなんかがやっていいものか。
わたしなんかが出来るものなのか。
わたしなんかが。わたしみたいな人間が。葛藤し葛藤し、やっと今回やることを決断。今となってはわくわくが止まりません。

それは、たくさん恋焦がれ、たくさん夢を見て、いつの日かそれが丸ごと目標になって、同じ志を持った仲間がたくさんできて、集まってくれて、わたしはこの作品にはじめて向き合えるような、そんな気持ちです。

いよいよ、明日から本稽古がはじまります。
ちょっぴりの不安と、大きなプレッシャー。
でもそんなものを吹き飛ばしてくれる心強い仲間たちと、愛のいっぱい詰まったこの作品がある。胸を張って、全身全霊をかけて挑ませていただきます。


つきみまゆ


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