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読書記録:室井滋『うまうまノート』

気軽に読めるエッセイ、今回は室井滋著『うまうまノート』(講談社文庫)を手に取りました。

女優の室井滋さんがロケで訪れる各地のおいしいものや、故郷の味、東京の行きつけのお店などを書き留めたノートのようなエッセイ。写真やイラストも多く、2008年の本なので閉店しているお店もあるようだけど楽しく読みました。

室井さんの故郷の富山にはまだ行ったことがありません。夫が甲殻類アレルギーなのでカニや白エビが食べられないとなると、なかなか旅行先候補にならないんですよね。美味しいものが多い季節は雪も気になるし。でも紹介されているものはどれも魅力的で、訪れてみたいと思うようになりました。以前から知り合いに立山黒部アルペンルートの紅葉をオススメされていて、今年はまじめに検討しようかなぁ。


さて、では私も最近食べたうまうまなものを紹介しましょうか。

ひとつめは1月に帰省したときに買いに行ったお高いパン。東京 青山の「Monica」さんはミシュラン1つ星のフランス料理店「LATURE」さんがお店の隣りで始めたパン屋さん。

お店の近くに用事があったので、ついでに突撃。運良く品揃えの多い時間で、我慢できずに4つ購入したのですが、パン4つのお値段とは思えない数字にちょっと震えました。しかし食べて納得。もはやパンがお皿のしっかりしたお料理でした。

実家で食べたのでアルミホイルにバーンと乗せた写真。
ちゃんとしたお皿に乗せて
ナイフとフォークでいただきたかった。

写真は鹿肉のキーマカレーのパン。完璧な半熟卵がにくい。ジビエ料理が得意なお店とのことで、鹿の力強さはそのままに食べやすくまとまっていて、ひたすら赤ワインが飲みたくなりました。

他に猪肉のソーセージのパン、パンオショコラ、クイニーアマンを購入。特にクイニーアマンは感動的な幸せな甘さで、これを超えるクイニーアマンには出会えないんじゃないかと不安になるくらい。バターの質が普段食べてるパンとは全く違うのかしら。思い出すだけでため息が出ます。


ふたつめは今日がバレンタインなのでチョコレート関係をば。名古屋では1月中旬からバレンタイン当日まで高島屋でチョコレートの祭典『アムールドゥショコラ』というイベントが開催されていて、毎年楽しみにしています。なにしろ人出が凄まじいので、カレンダーとにらめっこして空いていそうな日を勝手に予想し、今年は節分前日の夕方に行ってきました。狙い通り、人に押されることもなく、人を押しのけることもなく、やや混雑くらいの状況でバババッと目星をつけていたものを購入。そのなかでも絶対買うと決めていたのはクラブハリエさんのショコラバーム!

説明書には8等分にして
食べるように書いてあるのですがね

バウムクーヘンの真ん中にガナッシュがすっぽり入っていて、それをレンチンでもってしてとろ〜りとさせるという、なんとも素敵な食べ物です。

今年はミルクチョコ味にしました。脳みその真ん中にがつんと響いたあとに全身がとろけるような甘さ。至福。来年もこれにしようかな。

ほかにはル・ショコラ・ドゥ・アッシュのトリニダード・トバゴのテリーヌドゥショコラ(呪文みたい)、カフェタナカのビスキュイ・カフェショコラ・オレを購入しました。1万円握りしめていったのに、3つしか買えなかった。。。なんという贅沢者。

というのも最近薬のせいでお酒が飲めない日が多く、『お酒代が浮いてるんだからこれくらいの贅沢いいよね、うふふ』という天使も悪魔も満場一致のささやきが止まらないのです。しかし薬を飲まない日には抜け目なくお酒を飲んでいる気もする。

そんでもって体調がすぐれないのを言い訳にして運動してないから、確実に脂肪の蓄えが増えている気がする。いつ使うの、この脂肪。

美味しいものが食べられるのは健康だからこそ。体調の良い日には運動しようと誓いつつ、土曜日に飲みに行くお店のメニューを眺めてよだれをたらしつつ、今週も何とか頑張ります!

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