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【無意識】あなたの心を蝕むたった一つの言葉

今回は、「あなたの心を蝕むたった一つの言葉」について記事を書いていこうと思います。最近ストレスを感じているかたもいると思うのでさっそく結論から書いていこうと思います。

かもしれない

あなたの心を蝕む言葉、それは「かもしれない」です。結論をみて、あれ?思ってたよりネガティブな言葉がではないな、と思った方もいるかもしれません。そうなんです。あなたの心を蝕んでいる言葉というのは、露骨にマイナスな言葉であなたを脅かそうとやってくるわけではありません。

隣人の顔をしていつの間にかあなたの心に土足で入っているのです。

では、「かもしれない」がなぜあなたの心を蝕むのか説明します。現代には、プラスの「かもしれない」とマイナスの「かもしれない」であふれかえっています。アプリを開けば通知が来ているかもしれない、最近やってたニュースみたいに事故に巻き込まれるかもしれない、保険に入らないといざというときに困ってしまうかもしれない、などです。

確かに、可能性に気を配るのは大切なことです。報酬やリスクが存在する以上はそこに目が眩んでしまうのは仕方のないことです。

しかし、その可能性は配慮すべきものでしょうか。リスクとは危険×頻度計算することが出来ます。そして世の大半の人を振り回しているものがまさに、「危険だけどめったに起こらないこと」なのです。これに目を奪われてしまうことで「そこまで危険ではないけどほぼ確実に起きること」を見逃し、その積み重ねが大きな危険となって降りかかっているわけです。

プラスの「かもしれない」も同様です。宝くじの期待値(払ったお金に対して戻ってくる可能性がある金額)を知っていますか。諸説ありますが45%といわれています。つまり、10,000円分買っても4,500円くらいしか戻ってこなくて妥当というわけです。一方、競艇やパチンコの期待値をしっていますか。これも諸説ありますが、競艇は65%、パチンコは80%と言われていますから、いかに宝くじがわりに合わないことをしているかがよくわかると思います。

夢を追うのもほどほどにというわけです。

ポケットサイズのスロットマシーン

さらに、もっと身近な「かもしれない」を量産しているのが、ポケットサイズのスロットマシーンであるスマホです。

友人から通知が来ているかもしれない、有益な情報を逃してしまうかもしれない、つながりを失ってしまうかもしれない、などたくさんの可能性を生み出しています。そして、その可能性に煽られスロットマシーンを引っ張るがごとく画面を上から下にスワイプしてしまうのです。

最近ヒットし話題になっているアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』という本に目を疑うようなことが書かれていました。

あなたの休暇の写真に「いいね」がつくのは、実は、誰かが「親指を立てたマーク」を押した瞬間ではないのだ。フェイスブックやインスタグラムは、親指やハートマークがつくのを保留することがある。そうやって、私たちの報酬刺激系が最高潮に煽られるのを待つのだ。 『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン 久山葉子[訳]

この、いいねがつくかもしれないし、つかないかもしれないという不確実性によってあなたはスマホに振り回され徐々に心を蝕まれているのです。

現代が生み出したスマートフォンと「かもしれない」という文明の利器を如何に使いこなすのかが、精神を健康に保つ秘訣なの「かもしれない」ですね。

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