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第3回「パンのコゲ、どこまでなら食べ物として許容できるのか?」

今回のお題について

自分のために誰かがやってくれたことなんだけど、どうしても無理だったっという経験はありませんか?
例えばそれが、食卓の上に出された丸焦げのパンであったとしましょう。
絶妙に伝えづらいこの気持ち、どうしたらよいのか、今回もゆるく雑談していきます。
*トップの写真はゆうが自分で焦がした自分のパンです。笑

もしも朝、起きてテーブルの自分の皿に丸焦げのパンが出てきたら

ゆう:自分で焦がした場合と、他人が焦がした場合でちゃうよね?「自分がやってもうたからしゃーないな」っていうのと、他人が焦がした場合は「え?それをわたしが食べられると思って出したの?」ってなる。
いと:そうそう。自分でやっちゃったことのほうが寛容だよね。焦げたパンを人から出された場合、その焦げを食べられると思っている価値基準にビックリするんだよ。笑
ゆう:自分で焦がしたパンを自分で処理するならまだいいんやけどね。人から出されると、「わたしのこと、どう思っとるねん」っていう。
いと:段階的に考えが広がっちゃうんだよね。「このパンの焦げ、どうしてついちゃった?」から、「なんで出した?」→「これを出していいヤツだと思われているんだ」っていう、考えのボルテージがあがっちゃうんだよね。
ゆう:それも、出し方にもよる気がする。「どうしよう、ごめんちょっと焦がしちゃった・・・!」って申し訳なさそうに出されるのと、堂々と何も言わずに出されるのとでは違うやん。何も言わずに置いてあったら、突っ込みようもないし。
いと:あるある。昔、付き合っていた彼氏に、何も言わずに焦げたパンを出されたことがあって。パンを焼いて出してくれたこと自体はとても嬉しかったんだけど、何て言っていいか分かんなくてすごくモヤっとしたんだよね。
ゆう:それはもやっとする。
いと:非常に言いずらいんだよね。誰かが自分のために何かやってくれたけど、それが自分にはちょっと受け入れがたい時に、何て言ったらいいかわかんない。焦げたパンをちょっとかじってみるけど、「やっぱ無理だわ」みたいな。
ゆう:それな。付き合いたての大学生カップルの彼氏とかって、彼女の手料理に対しておいしくなかったら同じようなこと思ってるのかも。笑 とりあえずおいしいって言っておくというか。想像やけど。
いと:男子の方が女子の手料理に気を遣うかもね。女子がもしパンを焦がして出してきても、とりあえず食べてくれそう。

モヤっとした時の最初が肝心なのでは

いと:相手は作ったからきっと喜んでくれるだろう思って作っているわけで。そういう期待があると思うんだけど、焦げたパンを目の前にして、「わー!嬉しい」って言えないじゃん。そこをどうハッピーにしていくかなんだよね。
ゆう:ハッピーになるわけないんよな。笑
いと:でも伝えないと、永久に焦げたパンが出てくるんだよ!
ゆう:パンの焦げだと、もう見た目で分かるから食べる前から「え!?」ってなるやん。
いと:出てきた瞬間が勝負、口に入れた瞬間が勝負だなと。その時に、万が一食べられないなっていうものの場合、いかにスマートに伝えるかっていうことだよね。
ゆう:最初に言わんかったら、次からも大丈夫感出さなきゃいけんくなるよね。
いと:はじめに衝突を避けないってことが大切なのかな。
ゆう:最初に衝突するか一生我慢するか。もし、パンを出したのが信頼してる家族で、今までもこれからも続いていく日常やとしたら「今日どうした?」ってなる気がする。でも、いとぽんの経験みたいに付き合ってる者同士の場合は、ずっと続く日常やないかもしれないからまた言いにくいのかも。
いと:言わないことでその瞬間は楽だけど、その先これでもいいって思われるほうがきついよね。相手との距離感で変わるよね。男女でまた違うのかな。男×男だとストレートに言いそう。男友達になら言えるかもしれない。
ゆう:わたしも女友達のほうが言いにくいかも。めっちゃ仲のいい友達でも言いづらいかもしれん。一緒に旅行行って朝のバイキングでもし焦げたパンを持ってきてくれたら、「これ焦げてない?」って言えへんかも。相手から何も言われんかったらたぶん何も言えんわ。なんでやろ?
いと:女友達とかすごい信頼しているのに、パンの焦げに関しては確かに言いずらいね。
ゆう:なんやろね、わたしのためにわざわざ準備してくれたのにって思うからかも。
いと:ありがとうの気持ちの方が強いと、言いづらいのかもね。男友達って女友達より信頼関係ができていないから、「え?」ってなるのかも。
ゆう:相手への信頼度と理解度みたいなところかな。

雪国のテンションと関西のテンション

ゆう:大学(関西)時代からの10年来の友達やったら、わたし結構言えるかもしれん。関西ノリで。「これなんやねん!」って。新潟とかだと口悪いわとか思われそうやし、新潟の友達にはそういうテンションで言えないかも。
いと:それあるな。新潟県民、合わせがちっていうか。波風立てないようにっていう感じ。「自分はこれがいいんだけど」って自分の考えを明確に言った方が本当は仲良くなれるんだけど、そういう確信を言わないで一定の距離感を保つみたいなところがある気もする。
ゆう:県民性もあるんかもね。関西人ってほんまズケズケ言うし。笑
いと:雪国の人は大人しいよな。関西に行くと、みんなすごく社交的だし、そんなに頻繁に会わない人でもストレートに言ってくれる。それがいいよね。裏で実はこんなこと思っているんじゃないかとか、真意を考えなくていいっていうのはあるよな。
ゆう:雪国の人のほうが噂好きかもね。否定も肯定もせずとりあえず聞くみたいな感じで。
いと:関西方面だと、人と違う独自のことを言うと面白いっていう印象がある。
ゆう:それもあるし、ボケても誰かが突っ込んでくれる。でも、多分新潟で同じボケをしてもスルーされる気がする。笑
いと:みんな独自のことに対して反応できないっていうところがあるかも。
ゆう:ボケを言う人がいないか慣れてへんのかな。関西人は言ったもん勝ちみたいな感じ。で、大体オチを気にしながら話すんよね。よくわかんない話をしてると「で、オチは?」みたいな。なかったりすると「オチないんかい!」ってツッコまれる。笑
いと:それは怖いな!笑 
ゆう:オチがない話をするときは、最初に「この話オチ無いねんけど~」って言って、話始めるかも。
いと:雪国では、オチのその心配がないっていうのはいいところかもね。

関西ノリなら、パンの焦げもボケになる?

いと:パンの話に戻るんだけど、関西人だったら女子同士でも焦げのことを平気で言いそうだよね。ボケだと思ってツッコミそう。
ゆう:それはある。「わ!こいつボケてきたな」と思って、ツッコミ考えるかも。例えば焦げたパンが出てきたら、「あれ?今日いつもより皿が白く見えんねんけど」みたいな。
いと:そういうことね!すごい、関西人。
ゆう:面白く返さなきゃって思考になる。
いと:関西人を見習えばいいんだ。こういう言いづらいことは。関西人マインドがあれば、女同士とか異性でもいけるんだね。
ゆう:わからんけど、ツッコまなきゃ!って感じになる。無意識にノっちゃうかも。雪国の人はボケをただ流してるんかなと疑問に思うときがあるねんけど。ボケの回収どうしてるんやろ。
いと:たしかに雪国の人はボケの回収、してるのかな。私、よく考えたらボケがいったいどんなものか分からないかも。私はボケにボケで返しちゃってる気がするよ。
ゆう:新潟の人って意図的にボケたりするん?笑
いと:ボケる人もいるとは思う。私の経験だと、「それどういうことだ?」っていう話題をふられて、相手はツッコんでほしいんだろうけど、瞬時にボケと判別できないから、「いや、そうじゃなくって!笑」と逆にツッコまれている気がするよ。今何が起こったんだろう思って、ボケを信じちゃうというか。
ゆう:冗談とボケってちょっと違う気がして。冗談って、明らかに嘘でしたって感じだけど、ボケっていうのはまたちょっと違うんだよね。あ、ちなみに関西人が一番嫌がるのは、ボケを説明をすること。笑
いと:そうだとしたら、私とか最上級に関西人と合わないかもな。ボケをボケで返しちゃう。相手がボケてノリ突っ込みしてても、こちらは意味がよくわかってないヤツみたいな。
ゆう:ボケ倒すのは、相手が確実にツッコんでくれる人だっていうのが分かってる場合かも。それで周りを沸かすみたいな。だから、ツッコまなさそうな人に無茶なボケはしない気がする。
いと:関西人フィルターで見ると、丸焦げのパンもポジティブな出来事になりそうだね。ボケとして昇華するって感じ。
ゆう:そうね、ボケというか常にネタを探してるかもしれん。
いと:なるほどね。今回の教訓は、何かあった時に自分の受け止め方を関西人マインドに寄せて、ツッコんでみるっていうことだな。

さて、お互いどんな本を紹介しよう?

今回もしょーもない話をうけて、お互い頭を悩ませながら選んだ本の紹介POPがコチラ。
さて、どんな本のPOPなのかは、またまた次回の記事で答え合わせをします。
みなさんもぜひ、「もしかしてあの本では?」「ゆう or いとは、この本を紹介しそうだな」と、ぜひ想像して楽しんでみてください!

ゆう→いとへ この本を紹介
いと→ゆうへ この本を紹介

ゆう : 前回先に本見ちゃって予想できひんかったから、今回は予想した!
ズバリ!ヨシタケシンスケさんの「あつかったらぬげばいい」!ちがうかな。
それって思ったらそれな気しかせんくなったからほかの本は浮かばんくなった。笑  ちなみに、「ころべばいいのに」とも一瞬迷った。

いと:ゆるいキャラクターたちっていうのを考えると、漫画『ピーナッツ』の登場人物が出てくる名言集みたいな本なんじゃないかなと予想!
スヌーピーとチャーリー・ブラウンのやり取りは、色んなモヤっとに対して、いい感じの切り返しの例がいっぱいありそうだし。今回は当たってるかも!?