見出し画像

なぜ競争が必要なのか? 安藤百福とイーロン・マスクとの共通点に見る「レッドオーシャン戦略」

あえての「レッドオーシャン戦略」の意味

「ブルーオーシャン戦略」というものがあります。
新しい市場を生み出すことで、他社と競合することなく事業を展開することが可能になる。

このブルーオーシャン戦略の例としては、AppleのiPhoneがある。
スマホの新市場を作り、スマホに関連する特許を抑え、競合が進出しづらい状況を作りました。

しかし、あえて逆のことをして成功した偉人をご存知だろうか?

日清食品創業者の安藤百福氏だ。

彼は、「容器付きスナックめんの製造法」と「めんの保存」を中心に特許を取得し、1971年に大ヒット商品のカップヌードルを発売しました。
その後、いくつかの権利侵害の係争があったものの、最終的には27社に使用許諾を行い、業界に特許を解放する前代未聞の行動に出ました。

1971年当時のカップヌードル
現在のカップヌードル

企業の宝とも言われる特許で守ったコア技術をライバルに提供したのは、なぜだろうか?

ここから先は

1,592字 / 3画像

¥ 500

もし宜しければサポートをお願いします! 支援いただいたサポートはクリエター活動に使わせて頂きます!