ブレストがアイディア出しに向かない、2つの理由(原因解説編)
実はブレストはアイディア出しに向かない
私たちが日頃、アイディア出しのツールとして使っているブレインストーミング(通称「ブレスト」)が、実はアイディア出しには向かない理由をご存知でしょうか?
実は経営学や社会心理学の世界では、この件での研究成果は多く、「プロダクティビティロス」としてこのことは古くから知られていました。今回は向かない理由を解説します。
ブレストがアイディア出しに向かない理由
例えば、米シラキュース大学のブライアン・ミューレンら3人の研究者が行った18本のブレインストーミングの実証実験結果を総合的に考察したメタアナリシスが発表されています。
その中の結論として、複数人でアイディア出しをするよりも、個々人でアイディア出しをする方が、アイディアの質/量共に高い傾向があることが裏付けられています。
ではなぜ、そのような結果になるのか?理由は2つあります。
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