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【詩】夜の大地にて

つぼみが鈴の音を静かに奏で
夜の大地に小さな光の粒を飛ばす

いたずらな風が吹き抜ければ肌寒く
ぼくは独り膝を抱える

空を見上げれば月が明るく出で
草花よ、歌を歌おうと声をかける

大地はひっそりとクスクス笑っている
ぼくはその音の渦に吸い込まれ、
横たわり、身を任せた

朝がやってきたのなら
それなりの一日を始めるのだろうね

暖かなその日は心地いいかな
けれどもぼくは夜を名残惜しみ、
朝へと鼻歌を歌い紡いだ

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