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ドラマ「持続可能な恋ですか?」【第3話までの感想】結婚を考えてない人でも心にズシリとくる

TBS系で放送中の火曜ドラマ「持続可能な恋ですか?」。タイトルだけじゃ恋愛の話だということしかわからない。副題として「~父と娘の結婚行進曲~」ともある。じぶん自身、「結婚」とは縁のない人生を歩んでいるので、そこでも惹かれはしなかった。

だけど、上野樹里さん、田中圭さん、磯村勇斗さん、松重豊さん、井川遥さん出演となれば、見てみたくなるでしょう?少なくとも、じぶんは見たくなった。そして、見た。

冒頭では上野樹里さん演じる杏花も、田中圭さん演じる晴太も最初は「今は結婚する気はない」同士で知り合い、友達となる。とは言え、いづれ恋愛関係になるんでしょう?とは思うものの、ふたりともそれぞれに複雑な思いがある。恋愛だとか結婚するかとかよりも、ふたりの結婚に対する思いがどう変化するかが見ていたいのもあって見続けようと思った。そして、父・林太郎(松重豊)の娘、そして先立たれた妻への思い、そしてするかもしれない新しい恋も。

そして、第2話、第3話となり注目すべき人物も増える。かつての幼なじみだった颯(磯村勇斗)が杏花たちの家に住み始めたり、一度は婚活の場で林太郎が出会ったものの縁がなさそうだった明里(井川遥)との偶然の出会いがあったり、物語が大きく動き始めていった。

当然のように、杏花と晴太と颯とは三角関係のようにはなる。だが、かつてのドラマのように、杏花が晴太を意識しているように見えても颯は無駄に妨害したりはしなかった。むしろ気を使って、ふたりが話をさせようとしていた。

あくまでひとつの例だが、こういった気遣いなり思いやりが彼だけでなくそれぞれで見られるし、とてもあたたかさを感じるドラマだなぁと見てると思わず涙してしまった。どこのシーンがということでもなく、いいなぁと。こうなるともう止まらない。結婚とかどうとか関係ないじぶんだけど、全力で見ていきたいとドラマだと思った。登場人物みんなギュッとしたいと思った(迷惑。笑)。

ただ、惜しいのはタイトルだけじゃ、婚活に励む人たちのドラマかな、ということしか分からないこと。でも、「フリーター、家を買う」で思い知った、”タイトルだけで決めつけない”教訓を生かして、とりあえずでも見始めて良かった。もちろん、今後の展開を見てみないと手放しでおススメ!とはならないが、彼らの恋模様、婚活模様をあたたかく見守っていきたいと思う。


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