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究極の桜鑑賞

大勢よりも個人で

桜がまさに今見頃。観光地はもちろん、近所の公園や川沿いの桜並木も日中はたくさんの人盛り。花見スポットでは、仲間内でアルコール片手に「かんぱーい!」と言う光景をよく見かけます。大勢でワイワイと騒ぎながら見る桜も良いですが、やはり私的には人が少ないスポットで、静かに一人でゆっくり桜を嗜みたい!

理想のシチュエーション

ここでは、私なりの究極のシチュエーションでの桜鑑賞と、そのBGMを上げたいと思います。

天気は晴れているのが勿論良いですが、小雨程度ならば桜の花に水滴が付着していてそれはそれで趣があります。静けさを求める桜鑑賞ならば、雨降りと言うことで、花見を断念する人も出てくるだろうから、自分にとればむしろ歓迎すべき事かも知れません。

また花見の時間帯ですが、静かにゆっくり見たい自分にとれば、日の出から午前9時ぐらいまでかな。誰も知らないような花見スポットならば何時でも良いですが、9時以降はだんだん人が訪れて昼を過ぎると、たくさんの人盛りとなってしまい静かに花見なんて出来やしません。なので交通の便が悪い人里離れた山中にある隠れ家的な花見スポットだと誰も気づかれず一日中ゆっくり見れそうなので、理想かも知れないですね(笑)

以上の点をふまえて①~③でまとめると……

①天気は晴れ~小雨。
②鑑賞時間帯は日の出~午前9時ぐらいまで。
③理想の花見スポットは人里離れた山中の隠れ家的場所。

桜を連想させるBGM

桜は言うまでもなく日本の花です。そんな桜を鑑賞する上でのBGMは、“和テイスト”なサウンドが良いですね。なので以下私目線で何曲かを紹介したいと思います。

まず、米米CLUB「春雷 coup de fourde」。1992年リリースされた米米CLUB8枚目のアルバム「Octave」の4曲目に収録された楽曲で、このアルバム中では異色の仕上がりですが、私の花見時には欠かせないBGM。タイトル通り春の雨嵐を雅楽を用いて表現しており、桜の花も風に吹かれ雨に濡れながら静かに佇んでいる様子が感じとれます。雨の止み間には桜の木々に美しい天女が舞い降りてきて、花吹雪を背に優雅な舞を披露している姿が想像できます。

米米CLUB「Octave」

次に春雷がおさまった後は、MUTE BEAT「After The Rain」。伝説的な日本のレゲエ・ダブ・バンドMUTE BEATが1987年にリリースした名盤「Still Echo」に収録された楽曲で、上記の米米CLUB「春雷」同様にアルバム内では異色の仕上がり。作曲は当時MUTE BEATのメンバーだった今は亡き朝本浩文氏によるもの。朝本氏が2013年にリリースしたアルバム「Song Book Dub」の9曲目で「After The Rain」を再演していますが、そちらはまるでART OF NOISE「Moments In Love」を彷彿させるような素晴らしい仕上がりです。ただ残念な事にYouTube上では音源がなかったので悪しからず。因みに原曲の方はラッパーのECD氏がサンプリングしたことでも知られています。

MUTE BEAT「Still Echo」
朝本浩文「Song Book Dub」


そして久石譲「さくらが咲いたよ」。1994年にリリースされた久石譲氏のアルバム「地上の楽園」に収録された楽曲で、まさにタイトルに偽り無しとも言うべき内容。上記の流れで言えば春雷がありそれがおさまって、桜の花が雅に咲く雰囲気が優しく表現されています。2006年のリメイク盤では久石譲氏の実娘の麻衣氏がボーカルをつとめましたが、個人的には1994年の外国人ボーカリストが歌うバージョンに馴染みあり。

久石譲「地上の楽園」

最後は夫婦ユニット綺羅「さくら」。2002年にリリースされたデビュー・アルバム「夏恋花」のオープニング・ナンバーで、日本語の響きが持つ美しさを再確認させられた曲。春のひととき、桜が咲いてやがて散るまでを叙情的に表現されていて、こちらも桜を鑑賞するBGMでは外せない一曲。なお綺羅のメンバー広谷順子氏は2020年1月に逝去されました。

綺羅「夏恋花」

と以上、私的究極の桜鑑賞を述べさせて頂きました。最後までお読み頂きありがとうございました。

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