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オンライン哲学講座 坂口安吾『文学のふるさと』を読む ─私たち自身の「ストーリー」のために─(第2回・5/1(日))

オンライン哲学講座

坂口安吾『文学のふるさと』を読む 

─私たち自身の「ストーリー」のために─


☆引き続き、動画視聴コースのお申込みを受け付けております!
☆第二回目のみのご参加も受け付けを開始いたしました!

・ぜひとも第一回目の動画をご視聴のうえ、第二回目にご参加ください!
・もちろん、講座第二回目のみのご参加も歓迎いたします!
 文学について、哲学について、そしてこのふたつの関係について、新しい発見があるかもしれませんよ!?



私たちは誰もが皆、生きてゆくうえで大切な夢や目標をもち、それを実現するために生きている、いわば、私たちひとりひとりがそれぞれかけがえのない「ストーリー」を生きています。しかしながら今、私たちはそういったストーリーをめぐって深い不安と混迷の中におり、さらには大きな変化の始まりに立ち会っているように想われます。

たとえば、新型コロナウイルス感染症。コロナ禍において私たちの生活は大きく変わり、私たちの価値観や幸福観もまた大きく変わっています。そのために、私たちの多くが、これまで大切にしてきたストーリーをあきらめなければならない、あるいは、新しくストーリーを作らなければならなくなっているようです。

「約束が違うじゃないか!」

そういった「魂の叫び」(笑)のようなものさえも、聞こえてきそうです。

・私のこれまでの「ストーリー」は間違っていたのか?

・私はこれからどうやって新しい「ストーリー」をつくっていったら良いのか?


そんな不安や混迷の時にこそ、文学の、そして、哲学の、出番です!

「生きよ堕ちよ」(『堕落論』1946年)という言葉で知られ、無頼派を代表する作家・坂口安吾(さかぐち あんご 1906年~1955年)。安吾は常に私たちが「あたりまえ」としていることを見事に突きくずしてくれます。特に、今回ご紹介する「文学のふるさと」では、さまざまなストーリーの「あたりまえ」を突きくずし、また、私たちがいつもはなかなか目を向けることのない、ストーリーの「はじまり」にあるものを教えてくれます。そしてこのことはまた、哲学の役割でもあり哲学にはそういった力もあります。

いかがでしょう?こんな不安や混乱の中だからこそ、むしろ、しっかりと、じっくりと、自分自身でこれまでのストーリーをとらえ直し、あるいは、自分だけの新しいストーリーをつくりたいと想いませんか?安吾の言葉は、そして哲学は、そのための大切なヒントを、私たちに与えてくれます。

「難しいかな?」と想った方、ご安心ください。この作品についての予備知識がまったくなくても、事前に作品を読まなくても大丈夫です。この講座では『ふるさと』について、哲学研究者であり哲学教員でもある中畑邦夫とともに、作品を丁寧に読み進めながら、哲学的な観点からきちんと説明し、理解を、納得を、サポートしてまいります。


☆こんな人におすすめ!
・なんだか面白そうじゃん!と想った人
・「ふるさと」ってなんだ?と想った人
・「哲学」ってなんだ?と想う人
・「あたりまえ」ってなんだ?と想う人
・坂口安吾が好きな人
・哲学と文学との関係に興味のある人
・この講座のタイトルに惹かれた人
・人生の目的を失った、あるいは、人生の目的に自信を無くした人
・これまで自分が受けてきた教育内容が疑わしくなってきた人
・大きな変化に備えたい人
・この告知文の内容に「ダウト!」と言いたい人


『文学のふるさと』はインターネット電子図書館「青空文庫」でどなたでも無料で読むことができます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/44919_23669.html
また、YouTubeにて講師による朗読を公開しております。
https://www.youtube.com/watch?v=X3fUu2wXDfs

なお、第一回目の告知の際、安吾の「ふるさと」について、もう少しだけ詳しくご紹介した告知文をご用意しました。
よろしければお読みください。
https://note.com/kunionakahata/n/ne8f1b6395124



☆オンライン参加
5/1(日)午後5時~6時30分
レクチャーに加えて質疑応答の時間を設ける予定です。
参加費 2,000円
・Zoomを使用します。お申込みいただいた方にPeatix内のメールにてURL等をお知らせいたします。
・5/1(日)の開始直前までお申し込みを受け付けております。
・Peatix以外にもPayPay、銀行振り込み等でのお支払いが可能です(正直に申し上げますと、Peatixからのお申込みよりも、ナカハタ的にはとってもとっても助かります!)。
paypay ID : phidia
銀行振込をご希望の方はお問い合わせください。

☆動画視聴
レクチャー部分の動画視聴のみも受け付けております。お申込みいただいた方に動画をインターネット上にUPした後にURLをお知らせいたします。なお、視聴期限はありません。いつでもいつまでもご視聴いただけます。
動画視聴料(視聴期限なし) 3,000円(動画2本分)
・動画視聴につきましても、Peatix以外にPayPay、銀行振り込み等でのお支払いが可能です(そしてこちらにつきましても、Peatixからのお申込みよりも、ナカハタ的にはとってもとっても助かります!)。
paypay ID : phidia
銀行振込をご希望の方はお問い合わせください。


坂口安吾について
1906年(明治39年)10月20日、新潟県生まれ。太宰治、小田作之助らとともに「無頼派」とよばれる作家である。その執筆活動は小説、エッセイ、評論など多岐にわたる。代表作品は『風博士』『日本文化私観』『堕落論』『白痴』『桜の森の満開の下』『不連続殺人事件』『明治開化 安吾捕物帖』など。東洋大学印度哲学倫理学科で仏教を学び、さらにアテネ・フランセでフランスの文化や哲学・思想に親しんだこともあり、その作品の多くに哲学的な魅力が感じられる。1955年(昭和30年)2月17日、群馬県桐生市の自宅にて脳出血のため死去。享年48歳。


講師について
中畑邦夫(なかはた くにお)千葉県柏市出身。博士(哲学)。明治大学法学部法律学科卒、上智大学大学院博士後期課程修了。現在、上智大学等で哲学、倫理学、宗教関係の授業で教鞭を執る。専門はヘーゲルの哲学、キリスト教思想、医療倫理、生命倫理、ビジネス・エシックス。また、哲学対話のファシリテーターや企業内での研修会やインターンの講師などを務める。さらに坂口安吾についての論文も多数執筆しており、日本国内のみならず英語による論文も発表している(“Decadence” and “Conversion”─The thought of Ango Sakaguchi─ in Apocalypse Deferred :Girard and Japan, University of Notre Dame Press, 2017)。現在、一般財団法人ひとりとひとりが発行するフリーペーパー『ひとりとひとり』に哲学カフェについてのエッセイ「ナカハタ式」を連載中。
「アカデミックな世界の『外』で、哲学をはじめとした教養を愛する人々のコミュニティをつくることを目指して活動しています!」

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