潜在意識の声に蓋をすると・・・

過去の自分は、欲しいものを感じることが、とても苦痛でした。
    

昔から本当に欲しいものをお金で我慢してきたので、
今欲しいものは何かを感じようとすると、

過去に欲しいものを我慢してきたトラウマや、
今自分がお金がないという惨めさを感じることとセットになっているので、

欲しいものを自分に聞くと、いつも惨めさ・悲しみ・怒りの涙が出てきました。
  

ウィンドウショッピングに行くのも、
欲しいものを見つけると、やっぱりトラウマが浮いて涙が出てくるので
無意識に避けていましたし、

欲しいものを感じて毎回泣いて、
毎回、自分の経済力の低さと、我慢しなければならない苦痛と絶望を感じることに疲れて、

ある時から欲しいと望む気持ちに対して完全に蓋をするようになりました。
  

すると、自分の望みや願いがわからなくなってしまいました。
  


お金で欲しいものを買えなかったトラウマは、
  

お金がかかること=手に入らない
  

というネガティブな思い込みを作り、
自分の望みや夢を描く気持ちに強いブレーキになっていました。

  

だから20代の頃は、
自分が何を望み、何を手に入れたいのか、
将来どうなりたいのか?
どうすれば幸せになれるのか?

そう言ったことはさっぱりわかりませんでした。
  

何のために生きているのかもわかりません。
  

  
私は自分の心を守るために、
自分の欲しいものに蓋をしたり、
自分の感情に蓋をしてきましたが、

同時に自分の気持ちがわからなくなるという代償を背負いました。


当時、私は本当に欲しいものを我慢すると、
絶対に後から、猛烈にお菓子が食べたくなる衝動が湧いていました。
  

例えば欲しい服があって、
それを我慢してしまうと、
狂ったようにお菓子を大量に買い込んで、
気持ち悪くなるまで食べていました。
  

本当に欲しいものが買えないから、
自分が経済的に負担の軽い中で手に入るもので、
望みを満たそうとしていたんですが、

それを繰り返すことで、
以前も話しましたが、糖尿病になりました。
  

欲しいものを欲しいと感じられる気持ちが麻痺しているので、
暴飲暴食したい気持ちになって初めて、

「自分は欲しいものを我慢しているんだ!」

と自覚するような有り様でした。
  


正直、暴飲暴食したい気持ちが湧いた後で対処するのは手遅れで、
激しい衝動を理性で抑えることってかなりしんどかったです。
  


衝動を理性で抑えるよりも、
衝動が沸かないように精神状態を変えていくことが根本解決なので、
もちろんそうなるようにたくさん自分の内面と向き合って、
克服してきました。

  
  
お金を稼ぐことって、

・コミュニケーション能力を高めること
・価値提供能力を高めること

この2点の方向性を持てば、
必ず稼げるようになります。
  
  
もちろん簡単なことではないし、稼げるようになるまで楽な道のりではないですが、かといって絶対に不可能な道ではありません。
  

地道に正しい方向性で努力を積み重ねれば、
誰でもできるものです。
  

そういう経済教育も受け、
実際に心理のプロとして人の役に立つ自信もついてきて、

私は少しずつお金に対する捉え方も変わってきました。
  

結果的に欲しいものを我慢しなくなり、
今は欲しいものも素直に欲しいと言えるようになりましたし、

自分の欲しいものをちゃんと感じられるようになってからは、
暴飲暴食もなくなり、

自分は将来こういうふうになりたい、こういう人に憧れる、
という気持ちも自然と湧いてくるようになりました。
  

トラウマだらけで自分の潜在意識の声が聞こえず、
自分の望みや願いも、自分はなんのために生きているのか、
どうしたいのかが全く見えなかった過去に比べれば、


自分の潜在意識の声もはっきり聞こえ、
自分の望みや願いも、どうなりたいのかが明確ではっきりしている
今の方が遥に幸せかもしれません。
  

ただ、自分の望みや願いも明確で、かつそれらを叶える方法も知っているのに、
現実化を止められている今も、それはそれで苦痛です。
  

  
過去に比べれば、劇的に幸せになったのは紛れもない事実だけれど、
私は今の人生には全然満足していません。
  

これから自分の人生はどういう方向に向かっていくのだろうか・・・・
  

自分が望む最高の人生とまではいかなかったとしても、
自分が関わる仲間やお客さんも含めて、良い方向に向かって欲しいです。
  

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