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NFCを導入しよう!ユーザー体験(UX)が素晴らしい。

こんにちは。私の所属する会社では、クライアント様向けにWEBアプリやサト、ネイティブアプリの構築を提供しています。特に最近ご相談が多いのがLINEトーク画面の下部メニューから遷移する、LINEミニアプリです。
今回はそんなLINEミニアプリと相性が良さそうなNFCに関して、色々とテストしてみました。

NFCとは?

「Near Field Communication」の略で、近距離無線通信のことです。
近距離無線通信という言葉が何か難しい印象を与えますが、おサイフ機能付きのスマートフォンや、Suica、PASMOなどの交通系ICで皆さん既に普段から利用されていると思います。

早速ですが、利用イメージ動画です


なぜ今、NFCなの?

かざすだけ。つまりユーザー体験上、とにかく楽です。
なぜ今なのか?といいますと、
1.ほとんど全ての方のスマホでNFCが利用可能
2.かざす先のNFCタグが安価になった
3.ユーザー体験が重視されるようになった
といった背景です。特に2と3が大きいですね。いくら便利でも1シールあたり10万円では企業でもためらってしまいますが、1シールあたり100円程度になりました。

個人の方の利用イメージ
情報リテラシーが高い、というか楽をしたい。という方は既に個人でもNFCを生活の中で活用されています。実際Amazonでも売れ筋のNFCカードはレビューだけで600件入っていたりします。

  • 通勤の電車内でいつものニュースをチェック

  • ランチのお店でLINE友だちになってお得情報をゲット

  • 帰宅時にマナーモードをOFF、照明をON

  • Bluetoothスピーカーに接続、プレイリストを再生

  • キッチンでいつもの料理アプリを開く

  • 就寝時にアラーム設定、サイレントモードへ

  • 自分の連絡先を設定しておき、相手のスマホで読みとってもらう

などの使い方をされているケースが多いと思われます。さらに踏み込んで、かざすだけで「LINEで家族に今車(電車)に乗ったよ。XX:XX頃帰宅します。」という定型文を用意し、時間はMapから自動で取得する方もいらっしゃるようです。アイデア次第ですが、とにかく手間を減らして楽になるというところがNFCの良さですね。

法人の利用イメージ

NFCタグのコストが下がったことで企業やお店でも、もっと便利な体験が提供出来ると思います。例えば、以下のようなイメージです。

  • スーパーの販促POPで、タグシールを貼って特設サイトへ誘導

  • ポスターにタグシールを貼って特設サイトへ誘導

  • タグを貼ったフライヤーを配ってクーポンをダウンロード

  • カードをレジや入り口に設置、読み取りでクーポンを付与

  • 会社へ入る、帰るさいに、NFCタグをかざす

  • お店でLINE友だちになって、来店ポイントを貯める

こちらもアイデアや企画次第で、大きな企業で無くとも色々出来そうです。美容室さんなどはQRコードでLINE読み取ってもらうのは少しハードル上がりますよね。NFCタグをレジやデスクに貼るだけで興味を持ってもらえると思います。

大手企業様向け:
・イベントや展示、施設でNFCタグを設置し、もっと情報を得てもらう
・施設でのスタンプラリーにNFCタグを活用

その他企業様向け:
・店舗入り口や席にNFCタグを設置して、LINEフレンドになってもらう
・来店スタンプをNFCで提供し、すぐスタンプを貯めてもらう

個人向け:
・自宅や生活の中でのルーティーンをNFCタグで楽にする

といった形でアイデア次第で、どんな環境でも導入できると思います。


最近は居酒屋さんでも席から自分のスマホで注文できるQRコードが置いてある事も多いですよね。居酒屋さん側でタブレットなど用意しなくて良いので、導入コストが削減されます。スタッフさんの人件費も削減されます。さらに踏み込んでQRコードを読み込んでもらう手間を減らしてみてはいかがでしょうか。

様々なNFCを試した結果

NFCタグといっても、いくつか種類があります。
・500円玉程度の小さなタグ(裏側の反応エリアが広いもの)
・500円玉程度の小さなタグ(裏側の反応エリアが狭いもの)
・免許証やクレカのカードサイズ
・キーホルダー型
などが主に販売されているものです。
今回は色々なテストをしたかったため、全てのサイズを購入してみました。それぞれの特徴や向いている用途がありそうなので、所感を書いていきます。

500円玉程度の小さなタグ

裏側の反応エリアが広いもの

Google Pixel6(Android)では、すぐ反応しました。
iPhone12では、反応箇所が少ない印象で、場所をずらして上手く反応するポイントを探す必要がありました。慣れればすぐポイントがわかります。

500円玉程度の小さなタグ

裏側の反応エリアが狭いもの

同じく、Google Pixel6(Android)では、すぐ反応しました。
iPhone12では、反応箇所が少ない印象です。個人的に利用するには、自分の端末で動けば良いので全く問題無いでしょう。法人利用の場合は、シールをデザインするなどで反応率をアップ出来ると思います。

免許証やクレカのカードサイズ

こちらは反応エリアがとても良いです。
Google Pixel6(Android)、iPhone12共にすぐ反応しました。
お店に置くならばとても良いサイズと思います。


キーホルダー型

カバンの裏側などに良さそうです

Google Pixel6(Android)では、すぐ反応しました。
iPhone12では、反応箇所が少ない印象ですがキーホルダーなので場所をずらしやすいです。個人的に利用するには、自分の端末で動けば良いので全く問題無いでしょう。


スマホサイズのシールやカード

スマホサイズのシールやカードを作ってしまうパターンです。
反応精度がとても高くなるので、企業導入で設置する場合はもっとも良いと思います。

今回NFCタグへの書き込みに利用したアプリ

NFC Toolsというツールです。ストアから落とせてとても簡単に使えます。

さて何に利用しよう?
アイデア次第という事で色々と書かせていただきましたが、もっと活用出来るシーンがあると思います。頭の片隅でへぇ〜便利なんだ。と思っていただくだけでいい活用方法に繋がるかもしれません。

他にもユニクロさんのレジなどで使われているRFIDタグなども段々コストが下がって来ていますが、RFIDタグは在庫等の管理に優れているものであり、読み取り専用機が必要だったりしますので、そのうち試してみたいと考
えています。

ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは今日のnoteも誰かに何か参考になったりすれば幸いです。

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https://go.lord-inc.com/l/1011101/2023-02-13/4g583r

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