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バラの流通から世界を多次元的に見る。(その3)

コーカサスなど新たな台頭もあり、中長期的に先細りもありえるコロンビア・エクアドルの南米勢。ところが、昨年あたりから、南米勢に変化が出始めた。

(コストを下げれば勝負できるはず・・・)

そんなわけで、なんと、南米からアフリカに移住する生産者が現れ始めたのである。特に、エチオピアでその傾向がある。

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トルコや中東を経由してのロシアへの空輸ルートや、南米と比べれば低関税。
かつ、なんといっても、南米時代からの昔からのロシアとのパイプがある。
※これが実はとても重要で、ロシアビジネスで資金トラブルは日常茶飯事である。そのため、支払い上少しでも安心できるロシア系企業とパイプがあることは武器なのである。

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少し余談になるが、あまり知られていないことだが、モスクワのスーパーにもアフリカ産の農産物があふれている。
そう、EUからの経済制裁で笑ったのはアゼルバイジャンのようなCIS系国家やアフリカ。。

これが、そう、ロシアがEUからの経済制裁にもそれほど困っていない背景なのである。かつての”経済制裁から生まれる構図”とは何が異なるのか・・・

<続く>

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