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#つくるのはたのしい
キングプロテアが教えてくれるアフリカの美しい歴史(その4)
<続く>
沢山の人に、
”南アフリカの歴史は?”
と聞くと、ほぼ全員が”アパルトヘイト”と答えるだろう。
それは、もちろん間違っていないし、僕も否定するつもりは一切ない。
でも、南アフリカを例に挙げたが、アフリカには、このキングプロテアにまつわる話のように、明るくい美しい歴史もたくさんある。
いま、キングプロテアをはじめとする南アフリカのお花業界には、人種関係なくさまざまな人が従事して
キングプロテアが教えてくれるアフリカの美しい歴史(その3)
いまから30年以上前、南アフリカはアパルトヘイトが終わり、産業振興に本格的に注力し始めた。
南アフリカ最南端、ウエスタンケープ州。
この地で着目されたのが切り花産業である。
政府からも補助金を拠出し、プロテアの新品種の育成が進み始めたのである。
国営・民営が混じって品種の育成、その甲斐もあり、いま、南アフリカでは、どのくらいだろうか、僕が知っているだけでも50以上のプロテアの品種がある。
キングプロテアが教えてくれるアフリカの美しい歴史(その2)
通常、キングプロテアをどうやって育てるか、それは、咲いた花から種子を抽出し、その種子から苗を作っていくわけだが、王冠のように咲いたお花の種子であっても育ってみたら内側を向くガッカリなタイプになることは普通にある。
遺伝子配列の関係でまた変異することもあるためである。
そして、これもテレビで触れられたと思うが、キングプロテアは、苗から初回の出荷まで5年余りの時間を要するお花。
もっと短いスパンで
キングプロテアが教えてくれるアフリカの美しい歴史(その1)
キングプロテアというお花をご存知だろうか。
南アフリカの国家で、正式名称は、”プロテア・シナロイデス”。
花言葉は、”王者の風格”。
僕が出演したNHKさんの番組でも何度か取り上げられ、ご記憶ある方もいらっしゃるかもしれない。
その王冠のように、もしくは太陽のように開いて咲く様は、まさに”王様”
これぞキングプロテア!、と惚れ惚れするものである。
実際、この数年、日本での人気も急上昇中。