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Essay

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鳴海邦彦が思いつくままに、そして気ままに綴るフリーエッセー。
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2021年8月の記事一覧

再生

エッセー「リスペクト千葉真一 R.I.P.SONNY CHIBA」

千葉真一は我が人生において多大なる影響を与えたカリスマである。 多感な中学・高校時代、"東映初日の男"と呼ばれた。 当時の東映直営館の公開プログラムは2週間ごとに公開作品が変わる。その初日の土曜日には必ず足を運んだ。もちろんお目当ては千葉真一の新作空手アクション映画。 当たり役となった「殺人拳シリーズ」で演じたダーティヒーロー剣琢磨の活躍を見ると、学校での嫌なことなどすべて忘れた。 そんな偉大なスーパースター千葉真一が亡くなった。 人間である以上、死は避けられるものはないのはわかってはいるが、その存在があまりにも大きかっただけに喪失感はあまりにも大きい。 安らかに眠れ偉大なくカリスマ千葉真一。ありがとう。

エッセー「Event 201」

 "Event 201"はパンデミックが始まる直前の2019年11月に、国連、WHO、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、世界経済フォーラム、ジョン・ホプキンス大学が主体となって行ったシュミレーションイベントである。  もし人類の存亡を脅かすような新型Virusが生まれ、それが地球規模での感染爆発を引き起こした時、世界各国の政府はどのように対応し、経済や日常生活にどのような影響を及ぼすのかを事細かにシュミレーションしている。  このシュミレーションで最も興味深いのは、未知のVir

エッセー「これからの時代を生き抜くためには、自らが積極的に情報を集め、取捨選択し、そして自らの責任において行動することが肝要である。」

以下のエッセーは2013年11月に以前のブログに投稿した記事である。  2011年3月11日に発生した東日本大震災により破壊され、メルトダウンや水素爆発といった極めて危険な状況に至った福島第一原子力発電所の事故により発令された原子力緊急事態宣言が未だ解除されていないという事実を一体どれだけの日本人が認識しているのだろうか?  福島第1原子力発電所の事故は現在進行系の惨事であり、その収束はまったく見通しが立たず、人類が絶滅してなお終息しない可能性すら出てきている。  そ

エッセー「2013年4月15日に発生したボストン・マラソン爆弾テロの爆破に関する検証」

 2013年4月15日14時45分頃(現地時間 / 日本時間16日3時45分)、第117回ボストンマラソンの競技中に発生した無差別爆破テロ事件"ボストンマラソン爆弾テロ事件”について検証する。  ボストン・マラソンでの爆弾テロ事件の爆発状況を映像で検証すると、極めて緻密に制御された爆破であると推測される。  恐らく大手メディアにおいては「最悪場所での爆破テロによる最悪の結果」と報道されるだろうが、これは明らかに「通常ならば大惨事になる場所で爆破させ、最小限の被害で抑えたコ

エッセー「グレートリセット」

 ミッテラン政権以後、長きに渡り仏政権の中枢で重要な役割を担い、続くサルコジ、オランド、マクロン大統領にも直接的な影響を与えたユダヤ系フランス人の経済学者ジャック・アタリ(Jacques Attali)は、1980年代、すでに下記のような未来展望を述べている。未来展望とは聞こえが良いが、要は"彼ら"のシナリオ。それは文中の"我々"という表現を見れば理解できるだろう。  彼(アタリ)は"彼ら"の代弁者、スポークスマンであることを忘れてはならない。  下記のアタリの発言を熟読