エッセー「2013年4月15日に発生したボストン・マラソン爆弾テロの爆破に関する検証」

 2013年4月15日14時45分頃(現地時間 / 日本時間16日3時45分)、第117回ボストンマラソンの競技中に発生した無差別爆破テロ事件"ボストンマラソン爆弾テロ事件”について検証する。

 ボストン・マラソンでの爆弾テロ事件の爆発状況を映像で検証すると、極めて緻密に制御された爆破であると推測される。

 恐らく大手メディアにおいては「最悪場所での爆破テロによる最悪の結果」と報道されるだろうが、これは明らかに「通常ならば大惨事になる場所で爆破させ、最小限の被害で抑えたコントロールド・デモリッション」のように見える。

 なぜなら、爆発の瞬間、敢えて爆心の半径が狭くして爆風が平方向へ拡散するのを防ぎ、爆風のパワーを垂直方向に逃しているからだ。

 これは爆心部にパワーを集中させるためモンロー・ノイマン効果を最大限に活用したためと推察される。恐らく現場の路面には小さな直径の深い穴が空いていたのではなかろうか。

 もしそうだとすれば、この爆破を成功させるには成型炸薬が不可欠で、とてもテロリストが手作りの爆弾でできるものではない。

 こうした爆破ができるのは軍隊の特殊部隊でゲリラ戦向けの小規及び限定的爆破破壊訓練を受けた者ないしは実戦経験者といった爆破のスペシャリストのみである。



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