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サラリーマンの自立〜パラレル・キャリア

 10年に一度と言われる大寒波が日本全国を襲い、滅多に雪が降らない大阪でも電車や車などの交通需要に大きな影響を与えました。
 下の写真のように近所の公園では雪が一面に積もっています。

近所の公園の模様

 ここだけのお話ですが、この雪で恥ずかしながら転倒してしまい、それ以来、腰がずっと痛いですw
 まぁ、自然を甘く見てはいけないという教訓でしたwww
 この他にも自然の脅威もの当たりにしたことがありまして、前回のnoteで書かせていただきました「地域住民と共創するアーティストインレジデンス」の「UPCYCLINGアップサイクリング WORKSHOP」で使う道具がこの大雪の影響で指定日に届かず、運送業者に電話しても「見込みが立たない」と言われるというハプニングも発生し、ワークショップ前日にはなんとか到着しましたが、ちょっと慌ててしまいました💦
 人生はどんなに備えていても、何が起こるかわからないということです!
 ということで、過去のnoteに安定を求めすぎるのは良くないということを書かせていただきましたが覚えていますでしょうか?

 今回のnoteは、不安定な社会情勢に突入した中、見通しが立てられない未来を生き抜くための自己投資の必要性について書かせていただきます。

■安定の道を選んでも•••

 世の中が不況に見舞われると、公務員志望が増えるという傾向が顕著に出てくるそうですが、安定の道を選んだとしても、きちんと自己投資をして自分のスキルアップをしていない人は、定年などの退職したら「働く」賞味期限が過ぎてしまい、どんなに重役に就いていてもどんなに会社に貢献したとしても、退職した自分を雇ってもらえるところはそれほど多くなく、分かった時には時すでに遅しになってしまっているのです。

 今、UNIQLOユニクロでご存知のファーストリテイリング社では「初任給30万円」という破格な賃金を提示する企業が現れてきてますが、これはいいことばかりではないのです。

 アメリカなどでは既にこの流れができていますが、賃金以上の生産性が求められるということです。
 日本企業で勤める労働者はバブル崩壊後から賃金はほぼ横ばいであり、お隣の韓国に賃金が逆転するといった現象まで起こっています。

OECD出典より引用

 上の表はドル換算で示されている表ですが、昨今の円安の状況からさらに賃金が下がっているものと思われます。
 また、一方では日本特有の制度であった「終身雇用」も崩壊し、非正規雇用の割合が増え続ける中、自身のキャリア形成が非常に大事になっています。
 この章の冒頭でご紹介させていただいた元銀行マンがハローワーク職員に言い放たれた一言が、今の日本を物語っています。

■「パラレルキャリア」という考え方

 「パラレルキャリア」という言葉をご存知でしょうか?
 P・F・ドラッガーが『明日を支配するもの』という著書の中で紹介された考え方で、本業を持ちながら第二のキャリアを築くことだそうです。
 一見「副業」と同じかと思ったりしますが、「副業」は金銭的な報酬を得ることが主な目的となりますが、「パラレルキャリア」はスキルアップや社会貢献、自分の夢の実現といった金銭的な報酬を必ずしも目的にしていないところが大きな違いです。
 このメリットとして挙げられているのが、

①本業以外で得られる経験やチャンスに巡り合う機会に出会える
②人脈が広がる
③視野が広がる
④得意分野が広がり、確立できる
⑤社会貢献に活かせる など

複数のパラレルキャリアサイトより抜粋引用

です。
 この活動を通じて、業として成り立つケースもあるそうです。
 また、パラレルキャリアを通じて、本業にも活かせるケースもあり、キャリア形成にも役立ちます。

「パラレルキャリア」の提唱者はP・F・ドラッカーです

■過去の名刺で未来を語るな

 先ほどの元銀行マンがこだわっていた過去の名刺(実績・役職)は、その意味を分からない人からすると「それがどうした?」って話であり、その名刺の有効期限内に自分のキャリア形成をしてこなかったことが要因でもあります。
 安定を求めても、そこで安穏あんのんと暮らすだけで終わってしまうと、賞味期限後の自分に後悔しても既に手遅れってことになります。
 コロナ禍やウクライナ侵攻など先が読めない時代になった今日こんにち、自分が安定だと思っている世界が未来永劫、続くとは限らないのです。
 別アカウントで書かせていただいたnoteにそのことを書かせていただいています。

 過去の名刺は所詮しょせん過去の名刺であり、自身の能力を示すものではなく、また未来を語るための名刺ではないのです。
 未来に向けて必要なキャリア形成や人脈は、できるときに形成しておくことが重要なのです。それが自己投資であり、未来の自分が安定した暮らしを求めるなら必要な行動なのです。

■パラレルキャリアに注目する理由

 「雇われる」という働き方(会社勤めや公務員など)を否定はしませんが、安定したお金を稼ぐことだけが人生の価値と思っている人は、賞味期限(=退職)が終わるとその現実を目の当たりにされます。
 またお金を稼ぐためにストレスを溜めて、そのストレスを解消するために、欲しいと思った物を買い漁ったりお酒に逃げたりして、結局のところ、手元に残るのはモノと「充たせない心」です。
 それって本当に幸せな人生と呼べるのでしょうか?
 雇われて働くことについて、過去のnoteにも書かせていただきましたが、自分の意思で会社を動かせる人はほんの一握りです。大抵の場合、上司や社長の指示に従い、意見や提案を言っても受け入れてもらえないのです。

 自分の人生は自分のものであり、人生というドラマの主役は自分自身なのです。
 パラレルキャリアは、金銭的な報酬を求めることを第一の目的にするのではなく、自分のキャリアアップや、スキルアップ、人脈を広げることを通じて、たとえ会社での賞味期限が切れたとしても、会社依存から離れることで豊かな人生につなげていけるのです。
 一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さのでも今後、このパラレルキャリアをテーマにした取組みをしていく予定をしていますので、詳細が決まりましたらご案内させていただきます。

■お知らせ

 久しぶり(2週間ぶりですがw)にお知らせをさせていただきます!

●つむぎやオープンマルシェ
日時:
2月12日(日)・2月26日(日)・3月12日(日)・3月25日(土)・3月26日(日) 
   いずれも10時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
   つむぎやAmenity(泉佐野市栄町4番18号)
   つむぎやオープン会場(泉佐野市栄町1235−6、1227-4)
内容:飲食、物販、サービス等を集めたマーケットイベントを開催します。あわせて2月26日以降の出店者も募集中ですので、出店を考えている方はご相談ください。

つむぎやオープンマルシェのチラシ
※1月29日はお陰様で大盛況でした!

 雇われの身の人がよく陥ることですが、「会社のために」という会社依存を自己犠牲と勘違いし、賞味期限後に会社からの報いがないと知った時に「こんな会社のために捧げてきたのに」という悔しさが残らないように、できる時にパラレルキャリアを実践して、自身のスキルアップやキャリアアップ、人脈を広げることにつなげていきましょう!


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