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お金の先にあるもの

 最初に申し上げます。
 日本人って、自分のことは肝心なことであっても決断はできない人が多すぎますが、他人のことだと頼まれてないのにしゃしゃり出て、一端いっぱしの評論家きどりで、SNSなどのネット上で匿名であることをいいことに、平然とモラハラをしたり、「犯人捜し」とかこつけて、関係ない人のプライバシーを公開する人がいてるそうです。

 関係のない職員が精神的に追い込まれたと発表されたそうですので、この件で精神的な苦痛を負ったと認定されれば、刑法第204条の規定による傷害罪の適用を受けます。ネットだから実名や他の人が知っているようなニックネームなどを出さなかったらわからないと思われている人、

それは大間違いです!

 この記事をご覧ください。

 匿名でネット上で言ったことでも、たとえSNSのアカウントを削除をしても誰がしたかはわかるのです。

自分の発言や行動にはくれぐれも責任を持ちましょう!

 前回noteで阿武町のことを書かせていただきましたが、この件はこのミスになった原因を把握し、次に同じような失敗を繰り返さないことを自分も含めていさめているのであり、ミスをした人の個人攻撃をしているものではありません。

 IT技術が進歩しても、日本人のITリテラシーの低さには、ほとほとあきれます。
 ITを使用する場合、自動車と同じように免許制度にすればいいかなと一瞬思ったりもしましたが、あおり運転をする人もいるので、あまり効果がないかもしれませんね💦
 まあ、日本人の心の闇みたいなものですかね・・・

さて

今回のnoteは、阿武町役場から誤って大金が振り込まれた人が、そのお金を一瞬にして使い切ったという事件から感じたのもあるのですが、「お金があると幸せになれる」という幻想について書かせていただきます。

▼「お金=幸せ」という幻想

 平成が始まる前後に、空前絶後のバブル経済期が訪れ、「お金=幸せ」という構図ができたような気がします。
 いくら以上の年収があれば「お金持ち」というかは別にして、脳科学的に言うと、一定の水準まで達したらそれ以上幸福度は上がらないのだそうです。

 平成初期の頃、こんなCMが流されていました。

 バブル期の真っただ中、24時間近く働くことが美徳とされていた時代です。この頃は、今のようにIT機器すら十分になかった頃で、マンパワーがそれこそ仕事の成果を左右する時代でもありました。
 働いてお金を稼ぐことが美徳とされていて、自分の体に鞭を打ちながらも仕事に行く、終電がなければタクシーに乗って帰宅し、翌朝には出勤している、そんな時代でした。
 この直後に、バブル経済が破綻し、平成の後半まで「失われた20年」と言う言葉に表されるように、特にリーマンショック後の間が、雇用情勢に大きな影響を与え続けました。
 その結果、バブル経済崩壊直後に就活を迎えた世代が希望する業界で勤められないや、ひどい場合は正社員として働くことすら選択できないということもありました。それが就職氷河期世代と呼ばれている世代です。
 一方で、バブル経済期で一気にお金持ちに成りあがった人、いわゆる成金たちは、お金の使い方がわからないままお金を手に入れたため、お金で人の心まで買えると勘違いし、モラルの低さを露呈ろていしていました。
 そう考えると、阿武町のネットで犯人捜しをする人のリテラシーレベルの低さは同じで、今も昔も変わらないですね(苦笑)

 話を戻しますが、お金があっても幸せになるとは限らないのです。

▼お金の先にあるもの

 日本人の大半が、お金を手に入れることだけを目的となっているため、消費に回さずに、コロナ禍においても約20年間で過去最高の貯金をたくわえている状況になっています。

 また、個人の金融資産では、2021年12月末現在で2023兆円となり、2022年度の国家予算の107兆円のなんと20倍近くもあるわけです。

 この資産の中には、いわゆる「タンス預金」と呼ばれている、金融機関や投資にも回されていないお金があるわけです。
 こうしたお金を市中しちゅうに少しでも回すことで、今般のコロナ禍の影響で事業の持続化支援などで国の予算を減らすことも可能なのです。
 国家予算は、税収以外での収入は基本的にないため、それ以上の支出予算は借金でまかなうわけですから、未来の大人たちにツケを回すだけなのです。
 お金を持っていても、所詮、持っている限りは経済活動に貢献していないので、国や地域のためにもならないのです。
 お金はあくまでもツールであって、そのお金をどのように活かすか、それが資本主義では大事なことなんです。
 お金があるから幸せではなく、お金をどのように自分の人生の豊かさに変えていくかが、お金の先にあるものなのです。

▼これからの幸せのカタチ

 先ほども述べましたが、「お金」があるから幸せであるとは限らないのですけども、それではどうなれば幸せになるのか?

 これは、日本仕事百貨さんに求人記事を書いていただき、そのご縁で面接にお越しいただいた方々からの受け売りにはなりますが、こちらが関心を持たせていただいた方に共通していることは、「お金のために働く」のではなく、「価値のある仕事に自分は関わりたい」ということでした。
 確かに、生活に困らない程度に働くことができれば、自分の人生、豊かなものにできると思います。
 それが先ほど紹介させていただいた脳科学の記事ともつながりますが、人間の幸せは、心理的安全を確保された上で、成り立つ自己達成が満たされた場合、幸せを感じることができるのだと、とある本に書かれていたのを思い出しました。

仕事を通じた幸福論の変革

 つまり、お金があれば幸せになるのではなく、自分自身が叶えたい夢を自己実現できることが、これからの幸せの形になるのだと感じました。

▼人生を豊かにすることが幸せの近道

 阿武町から誤振込された人は、一瞬にして巨額のお金を使ってしまったわけですが、後々のことを考えた場合、そのお金の返済義務が発生しないとでも思ったのか本当に理解に苦しみますが、大なり小なり、これに近いことは往々にして発生しています。
 それは「お金=幸せ」をいう幻想を、いまだに持ち続けている人が多いからです。
 先ほども書かせていただきましたが、タンス預金などと呼ばれる資産や、企業が20年以上も労働の搾取さくしゅより賃金に反映せずに貯めに貯め込んだ内部留保など、そこまでお金を貯め込んでどうするんだと思います。
 確かに、だれかれ構わずにお金を提供することには抵抗はあるのはわかりますが、希望や夢が持てる事業には、補助ではなく投資という形で、応援したいですよね。
 そういう未来への希望への投資こそ、明るい日本の将来を切り開くのだと思います。

希望の未来(イメージ)

▼自分を豊かにするワークショップを開催

 今回、自分への自己投資と、自分の可能性を広げていくワークショップ「ミライ・カガヤク・ワークショップ」を6月16日(木)から開催することになりました。

自分らしく愉しみながら働きたい!

 そう考えている女性に向けて、可能性を少しでも広げられるお手伝いをさせていただければと2クール目を開催します。

チラシ(表面)

 前回は、バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)が主催で開催しましたが、今回は泉佐野市さまからの受託事業として開催することもあり、カリキュラムも少し変更を加えながら、より多くの女性たちが輝く未来に向けてスタートが切れるお手伝いができればと考えていますので、ご興味を持っていただけた方は下記のリンク先からご応募よろしくお願いします。

チラシ(裏面)
※画像をクリックすると応募のリンク先へ移動します。

 自分の可能性を広げ人生を豊かにすることこそ、幸せの第一歩だと思う今日この頃です。
 次回からは、それぞれの働き方をテーマにしたnoteとする予定ですので、ご覧いただけると嬉しいです。


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