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伝えることが9割

 早いもので、5月に入り、ゴールデンウイークも始まりましたね~
 世間に目を向けると、また新型コロナウイルスの新株が出てきたり、北海道での観光船の事故があったり、海外では今なお戦禍に日常生活を奪われる人がいたりと、あまりいいニュースが流れてきていませんね・・・
 コロナはさておき、そのほかのあまりよくないニュースに関しては、それぞれの言い分があるのでしょうけど、周りにはうまく伝えて切れていないために、誤解が生じている部分もあるのが正直なところです。
 今回のテーマは、「伝える」ことの重要性をお話したいと思います。

▼バズることだけを目的とした中身がないPR

 よくあるお話で、「まず注目を浴びること!」を優先して、そこで注目を浴びても、肝心の中身が整えずに、来た人から逆に評判を下げてしまうだけだったと笑うに笑えないことが往々にして起こっています。
 しかも、これを誘発するのが、頼りにならない広告代理店やコンサル会社などで、経験のない人たちを巧みな言葉でだまし、こういう悪徳業者が去った後には、その店や地域もさらに衰退していったという結果になってしまったりしているのです。
 大手の広告代理店だと関わっている間は、それなりの体裁を整えますが、大手ではない●流の広告代理店なんかは、事業は終わる前にほころびが出てきたりするので、目も当てられません💦

 特に補助金頼みの事業なんかは、自分のお金でない分、太っ腹になりすぎて、言われるままにお金をつぎ込んでしまって、終わってみれば悲惨な状況になってたりして、目も当たられない状況になっています。

 まずは、補助金を受けたからと言って、資金回収ができない無駄な投資にお金を回さずに、事業をするに当たって必要な投資にお金を回すべきなのです。
 ですので、コンサルや広告代理店に任しっきりにせずに、必要な時に必要な部分だけ、適切な外部人材に頼みましょう~

▼「言いましたけど」って相手が理解している?

 前に一緒に仕事をしていた人が、口癖のように「ちゃんと言いましたけど」と壊れたレコードプレイヤーのように繰り返していましたが、こちらが相手が知っているのかと尋ねても、お気に入り(?)のフレーズを繰り返し、その言った(はずの)相手に聞いたら「え~、聞いてないです~」と言われたことがあります。

昔懐かしいレコードプレイヤー

 どのように言ったのかわかりませんが、確実に相手は理解していませんでした。
 このお話では、「言った」ことで自分の責任から離れ、理解しない相手が悪いということを言いたいのだとしか思えません。

果たして理解しない人が悪いのでしょうか?

▼「言う」と「伝える」とは違う

 そもそも「言う」と「伝える」とは違うことで、「言う」は単に自分の気持ちや考えを言葉にして口から発することであり、「伝える」は「人偏にんべん」がついているように、人に言う、つまり相手にわかるように話をすることであります。
 だから「言った」からと言って、相手が理解しているのではなく、「伝えていない」から相手が理解していないのです。
 では、どうすれば、相手が理解できるように「伝える」ことができるのでしょうか?

 先ほどもお話しましたが、「言う」は発信する側が主体となって言葉にしているだけで、相手の都合や状況、相手が理解出来るレベルの話か否かといったことは一切考えていません。
 それに比べ、「伝える」は、相手に理解してもらえるように、相手が聞いてもらえるタイミングや状況から話をすることが大事で、その状況を創った上で、自分の考えていることなどを話をすることが必要となってきます。
 日常生活などを営む上で、重要な話もあれば、さほど重要でもない話もあるので、全ての話を相手に伝えていく必要もありませんが、重要な情報などは相手のタイミングなどを見計らって話をしないと、それこそ、私が体験した「ちゃんと言ってます」ヤローのように、相手が理解してないのに、口から言葉を発したら、理解しない相手が悪いという考えになってしますのです!

よい子のみんなは、ちゃんと「伝える」ように心がけましょうね~(笑)

▼「伝える」ことの大切さ

 なぜ「伝える」ことが大切なのかと言いますと、人の話はたいてい耳には入っていても、大半が理解していないからです。
 日常生活で口から発する言葉の7割~8割、ひどい場合は9割以上、「聞く」だけで、頭の中に会話の内容が入っておらず、伝わっていないのです。
 私たち世代が子どもの頃、大人から「人の話も理解できないのか~」とよく怒られたものですが(もしかして私だけかもしれませんがw)、そういわれてみると確かに「そうだよな~」と思ったりします。
 特に、語り手は「自分が正しい」ことを言っていると思うと、俄然がぜん、聞かない相手が悪いんだと決めつけて、権力のある人などはそのことで説教をしたりします。
 このnoteで何回もお話しましたけど、「いいこと」を言ったりしたりしても、相手が同じ価値観を持っているとは限らないので、行動に移すことはないのです。
 よく親が子どもに向かって、「勉強しなさい」と叱ったりしたりしますが、勉強しない子どもに「何回言わせるの~」とさらに逆上したりする場合もありますが、これは「伝わっていない」からなのです。

叱られている様子

 相手を動かすためには、まず相手が動くための価値観を理解し、その価値観が達成できることを「伝えて」あげなければなりません。
 相手に価値のあることを気づかせ、行動に導くことが「伝える」ことなのです。

▼読書から学ぶ「伝え方」

 自分は話下手だから、相手に伝わらないとか思われている人も多いかもしれません。でも、言葉巧みな話し方ができても、「面白かったよな~」と言われて、話した内容が理解されていない人も多いのです。
 ようは、朗読会をするのではないので、きれいな発音や流れるような話し方をするより、自分の気持ちをどう伝えるかが大事なのです。
 伝え方のコツとして、「伝え方が9割」という本を参考にまとめてみましたので、ご覧ください。

伝えるコツ

 話は変わりますが、過去のnoteにも書かせていただきましたが、本を読むと色んな表現力があるので勉強にもなるし、また自分とは違った考え方もあって参考になるので、ぜひぜひ色んな本を読んでいただき、多読習慣を身に付けてください。

 最後に参考になる本を紹介しますので、ご興味があればまた読んでくださいね。

そうそう

一般社団法人化して最初のお仕事が、「佐野まちライブラリー」の運営に関わらせていただいていますので、またそちらにもお越しいただき、本も借りていただけると嬉しいです(笑)

佐野まちライブラリーの模様

 佐野まちライブラリーの運営スタッフ募集では、日本仕事百貨さんにお手伝いをいただきました。
 最初は日本仕事百貨さんから「今回の対象者はかなり限定されていますので、応募はあまり期待しないでくださいね」と釘を刺されていたのですが、素敵な記事を書いていただいたおかげもあり、こちらが想像していた以上に、各地からの応募をいただいています。(中には海外からの応募もありましたが💦)

 こちらの求人募集記事は、うまく見ている人に伝えていただいていることもあり、「共感」を得て応募していただいているのだと思いますので、ぜひご覧くださいね。

 今回はまちづくりとは違うエッセンスになりましたけど、たまにはこんなnoteもありかなと思っています。

ところで、

今回のnoteはみなさんに「伝わり」ましたでしょうか・・・💦


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