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ありがとうの神様

 夏の帰省ラッシュが過ぎて、日常の生活に戻った人も多いのではないでしょうか?最近では「お盆休み」のように一斉に長期休暇が取れない企業も増えてきているそうで、自分の仕事の都合で1年のどこで長期休暇を取っても構わないとする企業も増えてきているそうです。
 さて夏と言えば「高校野球」を連想する人もいるのではないでしょうか?
 今から16年前に、甲子園での高校野球決勝戦で大リーグでも活躍したマー君と投げ合ったハンカチ王子こと斎藤佑樹さんが「日本郵便」の「夏のお手紙キャンペーン」に出演して、その手紙の内容が話題を呼んでいます。

 この手紙の内容で「心打たれた」や「4行目ではすでに泣いてた」など好評価ですが、私が特に興味をひいたのが、

僕のように、不安だらけの時期を過ごし、挫折を味わうこともあるかもしれません。

日本郵便「夏のお手紙キャンペーン」斎藤佑樹氏の手紙から抜粋

というフレーズでした。
 高校卒業後、マー君は高校卒業後すぐにプロ野球に入りましたが、斎藤さんは高校卒業後大学に進学、大学でも注目を浴びるプレイヤーとして活躍し、鳴り物入りでプロ野球に入りましたが、残念ながらプロの洗礼を浴びて若くしてプロ野球生命を終えました。
 そういう斎藤さんが言うからこそ、重みのあるフレーズなんだと思います。
 高校大学と野球できる環境にあり、そこでの活躍が当たり前であった斎藤さんは、プロの世界に入ってからは故障に悩まされたりして満足に野球ができる状態ではなかった時期もあったそうです。
 普段、何気ない当たり前だと思っている日常が突如とつじょ無くなってしまうと、途方に暮れたりします。そういう場面に出くわした時、自分はどうするのだろうかと考えていた矢先に、こんなサイトに出会いました。

 このサイトを読み終えた後、小林正観こばやしせいかんさんの本を無性に読みたくなり読ませていただきました。
 吸い込まれるように夢中になって本を読んでいる自分に気づき、あっという間に1冊を読み終えていました。
 そこには心に突き刺さる言葉がいくつも用意されており、至らない自分の気づきを与えてくれました。
 今回のnoteは、「感謝」をテーマに書かせていただきます。

▼不幸という名の試験テスト

 「人」って、よく他の人と比較して、できているところがあると優越感に浸り、できていないところがあると劣等感を感じたり、その人の境遇をうらやんだりねたんだり•••。自分の至らなさを認めずに、他の人の責任にしたり、社会の責任にしたり、不平不満や愚痴、泣き言、悪口、文句を言ってしまいがちです。
 でも正直なところ、そういうことを言っても何も世の中が変わるわけではなく、自分の置かれている境遇が変わるわけでもなく、それなのに口からついつい言ってしまったりするんですよね、残念ながら。
 同じ境遇の人が群がったりはしますが、群がったところで自分の境遇も世の中も変わるわけではありません。そこにあるのは「みんな病」という無責任なコミュニティが出来上がるだけです。
 小林正観さんの著作の「ありがとうの神様」の中では、人の心には9つのレベルがあると書かれています。

 まず初級レベルでは、

①一般的に多くの人が嬉しい、楽しいと思う現象について、「喜ぶ」ことができる
②一般的に多くの人が嬉しい、楽しいと思う現象について、「幸せ」を感じる
③一般的に多くの人が嬉しい、楽しいと思う現象について、「感謝」ができる

「ありがとうの神様」(小林正観著)より引用

このレベルが到達した人には中級レベルが待っています。

④一般的に多くの人が当たり前と思うことについて、「喜ぶ」ことができる
⑤一般的に多くの人が当たり前と思うことについて、「幸せ」を感じる
⑥一般的に多くの人が当たり前と思うことについて、「感謝」ができる

「ありがとうの神様」(小林正観著)より引用

この中級レベルに到達した人には上級レベルの試練が待っています。

⑦一般的に多くの人が不幸と思うことについて、「喜ぶ」ことができる
⑧一般的に多くの人が不幸と思うことについて、「幸せ」を感じる
⑨一般的に多くの人が不幸と思うことについて、「感謝」ができる

「ありがとうの神様」(小林正観著)より引用

 ここまでくれば、不平不満や愚痴、泣き言、悪口、文句といった五戒を言わなくなり、喜ばれる存在になるそうです。
 それぞれのレベルに到達する前に、天から試練が与えられるそうなので、もしそんな場面に出くわしたら、「クリアすればレベルアップするんだな」と思い、クリアを目指してください笑
 この本は、結構すらすら読め、面白く、それでいて「なるほど」と思わせる内容になっていますので、ぜひお読みください。

▼改めて感じた感謝の気持ち

 先だって不動産利活用セミナー「滅びない商店街の作り方」を開催しましたが、オンラインということもあり、不動産オーナーの方にはなかなか参加してもらいづらいかなと感じて、急遽、「SHARE BASE つむぎや」2階を配信会場として設営したのですが、この会場をお貸しいただいている不動産オーナーがお越しいただき、熱心にスクリーンをご覧になられてました。
 こちらの不手際で最初音声が出せていなかったので、申し訳なかったです💦
 基調講演をしていただいたかけはし 輝元てるもとさんから、北九州市小倉魚町の取り組みと成果のお話を伺い、遊休不動産の発掘には、同じ不動産オーナーと家守のメンバーと行くと説得しやすいなど、我々VRS(一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの)が兼ねてから課題となっていたことが解決できる糸口を教えていただいたのかなと感じました。
 VRS代表理事の嶋田さんからは小倉魚町の実際にリノベーションした物件のファイナンスについて具体的な数値と資金調達方法などをレクチャーしていただきました。

セミナーの模様

 あっという間の90分でしたが、手前味噌ではありますが、内容の濃いセミナーになったかなと感じました。

 次の日、会場にご参加いただいた、「SHARE BASE つむぎや」の不動産オーナーから差し入れとお手紙を頂戴しました。
 差し入れは、お店で作られている、美味しそうなサンドイッチやプリンなどを頂戴しまして、VRSメンバーで一気に平らげました笑
 その差し入れと一緒に添えられていたお手紙には、このような内容の文がつづられていました。

 老朽化ビルや遊休施設も適切なリノベーションを取り入れることで命がよみがえり再スタ ー トの瞬間から、 周辺が息づく町に変貌していく、 人の往来が増え土地の賃貸価格が上がってくるという現象が出てくる•••(中略)•••乗り越えてきた大きな障害は想像に余ります。そんな夢みたいなことが現実に成功してドンドンと輪が広がっている、 なぜか、 どうやればあんな風に成功の花が開くのか•••(中略)•••(SHARE BASE)つむぎやの顧客数と総売上高を発表され、•••(中略)•••聴いて多いなと驚きました。これなら一番その存在が欲しい「自分の夢に花咲かせたい方々」もきっと大勢いらっしゃるでしょう。

「SHARE  BASE つむぎや」不動産オーナー様からいただいたお手紙(一部抜粋)

 このオーナーさんはことあるごとに、VRSのことを気にしていただき、差し入れなども持ってきてくれたりします。それ以外でも「つむぎやAmenity」をオープンした際も正装でお越しいただいたりと、感謝の気持ちでいっぱいです。
 それにこのお手紙を読ませていただき、少し涙腺が緩みそうになりました😭
 このお手紙をいただき、「SHARE  BASE つむぎや」のクラウドファンディングの最終日の模様が走馬灯のように思い起こされました。

クラウドファンディング最終日に不動産オーナーからいただいたお言葉

 VRS自身もまちでチャレンジするチャンスを、SHARE BASE つむぎやの不動産オーナーさんからいただき、そこから各方面から注目を受け、継続して活動できるきっかけを作っていただいたことが本当に嬉しかったですし、感謝してもしきれないです。

▼不幸と感じるか幸せと感じるかは自分次第

 いま身の回りに起こっている現象は、「不幸」か「幸せ」か?
 あなたにとって、どちらに感じますか?
 実際には、その人の身の回りに起こっている現象は、「幸」でもなく「不幸」でもなく、ニュートラルなんです。
 それをプラスの発想に変えられるか、マイナスの発想に陥るかは本人次第です。
 不平不満など言っても自分が置かれている環境も社会も変わることはないのです。
 それなら楽しい人生を過ごす方が得だとは思いませんか?
 最後に、冒頭で紹介しました斎藤佑樹さんの手紙のフレーズを紹介します。

最後まで闘い抜いた記憶は、未来を生きる大きな力になります

日本郵便「夏のお手紙キャンペーン」斎藤佑樹氏の手紙から抜粋

 自分が一生懸命取り組んだこと、それが自分自身の財産になり、未来の幸せにつながるのです。
 自分の人生は、自分が主人公です。ハッピーエンドに終わるか、tragicトラジック endに終わるかは、あなたの考え方一つで変わります。
 素敵な人生を過ごしてみませんか?

幸せか不幸せかどうかは考え方一つで変わります。

▼お知らせ&速報

 リノベーションまちづくりプロジェクトを2つ紹介させていただきます。

 最初は、間も無く締切となります「リノベーション改装費用の補助」です。
 こちらは8月31日(水)正午までの受付となりますので、申請をしようと思われている方はお早めに書類を作成し、ご提出してください。
 詳細は下の画像をクリックしてご確認をお願いします。

空き店舗等活用型新規事業創出支援補助金
※画像をクリックしますと、詳細ページへ移動します。

 続いて、昨年開催して長らく使われていなかった商店街の空き店舗の再生につなげ、そのことがきっかけで周囲の空き店舗が一気に解消した実績を持つ、リノベーション実践塾が今期も開催することになりました!
 まだ詳細は決まっていない部分もありますが、速報としてご紹介します!

浜街道リノベーション実践塾(速報版チラシ)

 たまにはみなさんが感じている感謝の気持ちをお手紙にして送ってみませんか?
 直筆のお手紙なら、その気持ちが相手に伝わると思いますよ💌


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