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絶対に仕込みに専念する時間

キッチンの奥から「Wow!」という声がすることがある。

海外コメディードラマのようなリアクション。

声の主は社長だ。

どちらかといえば、普段から芸人級のリアクションをとることが多いので、僕から見れば普通。

ただ、営業中に聞こえたらヤバい店なんじゃないか?と思われる可能性がある。


絶対に仕込みに専念する時間がないと僕たちの仕事はやっていけない。


社長の「Wow!」は決してふざけているのではない。

絶対にお客さんに聞かれないから出しているという面もあるが、自分の世界に入り込んで仕込みをしているから、素の自分が出ているだけ。

客席にお客さんがいると、いつ表に出て行かねばならないかという思いとともに手を動かすことになるので、仕込みに全集中できない。(仕込みによっては手を離せるものと、そうでないものとがある)


コーヒーを焙煎するとき、僕はかなり淡白な人間になる。

社長に真面目な話題を持ちかけられても「あー、いいんじゃない?」とか「そうだね、知らんけど」と返すことが多い。鬼なの?と言われる(笑)

誰が聞いても明らかに「コイツ、話聞いてないだろ」というのがわかると思う。(僕自身がそう思っているのだから)

焙煎をするのは焙煎機だけど、焙煎中に目を離せるのは1分間に15秒程度なので、営業時間中は絶対に焙煎できない。(もし営業中なら、もれなく淡白な接客サービス付き)


営業中にガッツリと仕込みをすることは、実はかなり難しい。(嵐のような天候なら可能かも)

というか、営業も仕込みもどちらも集中しようとするのはマルチタスク(マルチフォーカス)だ。(人を雇えば話は別だが、それも簡単なことではない)


両方やろうとすれば両方ダメにすることになる。

だから、絶対に仕込みに専念する時間を確保しなければならない。

それは営業前だったり、営業後だったり、営業のない日(定休日)だったりする。(体力的に営業後の仕込みは難易度が高すぎる)


明日は多分、キッチンから海外コメディーのような声が聞こえる日になると思う。

いい準備をして、また土曜日に。


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