すべての地方にスタートアップを!〜岡山での軌跡〜
僕が帰ってきた2年前、岡山に「スタートアップ」という言葉はなかった。
岡山に関連のあるスタートアップの方々は、それぞれに「岡山にもスタートアップコミュニティができるといいよね」とは言ってた。
だけど、誰もその動きを本格的に始めるわけではない。
そんな中、「ほんとにスタートアップが好きなんですよねー」という岡山県内でひっそりと酒屋を営む1人の男がいた。
その名は、藤田圭一郎。
彼は本当に「何者」でもなかった。
そんな彼がやっていった活動は本当に誰でも踏み出せる第一歩だった。
1.はじめの第一歩
藤田圭一郎は、スタートアップイベントについて調べ始めた。
誰でもできる。
そこで見つけたのが、Startup Weekend。
週末に起業を体験できるイベント。
こちらを実際に体験し、岡山でも開催することに。
2.Startup Weekend Okayamaを開催する
この手のイベントが岡山でもまったくなかったことから、応援したいっていう岡山に関連するスタートアップの方が多く集まって、当初小さく開始しようと思ってたことがどんどん大きく!
僕もメンターとして参加させてもらい、岡山のスタートアップに興味がある方々と仲良くなれました!
ちなみにイベントレポも書きました!
3.Startup Kingdomを組成する
「何者」でもない自分でもやればできるんだと思った藤田圭一郎。
岡山のスタートアップコミュニティStartup Kingdom立ち上げることを決意。
ここから、怒涛のスタートアップコミュニティ形成が始まります。
4.Startup Kingdomを月1開催する
毎月イベントを開催し、この度1周年。
毎回ゲストが豪華で、
「え、この人、このサービスも岡山のStartupなの?」
ということばっかり。
ちょろっと触りだけ
クレオフーガ西尾さん @nishiocf
採用はこちら!
オミカレM&A→リベッツ羽場さん
ミーニュー三宅さん@no_buzi
ビズ・クリエイション初谷さん @MHatsuya
FABRIC TOKYO森さん @yuichiroM
採用はこちら
他にもすごいゲストが続きます。
そのためか、毎回満席。
固定のメンバーではなく、新しいメンバーもどんどん参加してコミュニティが形成されつつあるのを感じる。
ここに来る人達はすごくいい。
新しく何かを始めよう、チャレンジしよう、一緒に頑張ろうという空気が作られてる。
5.メディアと上手く付き合う
地方はニュースがない(と言われることも多い)ので、うまく地方の新聞さんやTVさんに情報を持っていくことで記事や放送されるようになっていく。
こういうところに目をつけて、ローカルの新聞やTVに入り込んでいく手腕、藤田圭一郎、さすがである。
6.行政や主要銀行と連携する
そしていよいよ、岡山市と主要地方銀行をも動かすことになった!
「スタートアップ?」
と頭をかしげていた行政の方や伝統ある銀行の方々が
「スタートアップに力入れていきますね!」
と変わっていったのは見ていて爽快だった。
今では、岡山全体でスタートアップを盛り上げていこうという気概、雰囲気が充満している。ここからならなにかが起こる、そんな予感がする。
7.おわりに
これが、岡山でスタートアップコミュニティが生まれていった経緯。
もちろん、藤田圭一郎という1人の人物だけが創り出したわけじゃなく、僕が知っているだけでも本当に多くの人が関わり、尽力してくれたからこそ岡山にもスタートアップコミュニティが出来上がった。
だけど、ただ1人のとっても純粋な想いからコトが起こっていったのも、また事実。
僕はちょうどその変換点に立ち会えて、客観的な立場だからこそ勝手に言わせてもらうと
岡山のスタートアップコミュニティは
藤田圭一郎が創った
僕が帰ってきた2年前、岡山に「スタートアップ」という言葉はなかった。
今はあたりまえにある。
藤田圭一郎のおかげで。
おあとがよろしいようで。
※多分にやまだの偏った見方だということは百も承知で、藤田さんにはなんの罪もないのです。みなさんのおかげだからこそってのもほんとほんとわかった上で、藤田さんにもっとスポットライト当たればいいなってあれです!
ここまで見てくださって...ありがとうございます!! 赤裸々な内容はメンバーシップ(100円/月)に書いてます。初月無料なので覗いてみてください。