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"よい教育"をつくる。とどける。無花果inc.を設立し、代表を譲ります。【プレスリリース前note】

「学校に行かないと幸せになれないのかな?」

はじまりは彼女のそんな一言からだったように思います。
僕たちは、「そんなことないよ」って言うために1つずついろんなものをつくってきました。


無花果ってなに?

無花果は #よい教育 をつくる。とどける。プロジェクトの総称でした。
メディアをやったり、塾をやったりしつつも、今では、無花果もえぎフリースクール無花果高等学園を運営し、大学等の教育機関とも連携しつつ「先生のためのAI先生」をつくりはじめてます。(こちらの正式なプレスリリースはもうしばらくお待ちください。結構すごい取り組みだと思います!)

岡山の一軒家で始まった僕たちの小さな取り組みは、賛同してくださる企業の方やNPOの方のおかげで全国に広まろうとしています。2023年のうちに少なくても2つ他の地域に展開することができると思います。



「教育に正解なんてあるわけない」

って言われることもあるんですが(教育関係者に言われることもある)、僕たちはしっかりと #よい教育 を定義して、学校に行かないことを決めた子、行けない子、理想の高校生活を送りたい子たちに提供して行ってます。(教育哲学とかで言われる民主主義の土台のあれこれってやつです。詳しく知りたい方は連絡ください。)


「『無花果』ってのは、"よい教育"とやらをやってるんだなぁ。」
と覚えてもらえると幸いです。


ちなみになんで「無花果」っていうかというと、こんなぽえみぃな理由からです。

「無花果」
その名の通り、花がない。そんな果物。
だけど、無花果。本当は見えないところで、花が咲き誇っている。子供たちと話すとき、接するとき、僕らはついつい見つけやすい「結果」から「才能」を評価してしまう。彼ら彼女らが咲き誇っているのは、僕たちが簡単に見つけられるようなところじゃないのに。
子供たちの内に秘めた可能性を誰よりも信じている人達による、教育プログラム「無花果」。

…気に入ってます。


リリース前にnoteを書く

今回のnoteは、明日のプレスリリースが出る前に伝えたことや思っていることを率直に書き残しておきたいなって思って書いてます。ちょうど誕生日ってのもあって振り返りたい気分ってのも多分にある気がするけど。

プレスリリースは、↓に公開後貼っておきます。




新たに株式会社をつくる

今まで「無花果」は、株式会社コノテという会社の一部門として運用していました。ただ、規模、スピード感、ステークホルダーとの関係、経営の自由度等、あらゆる面で会社の一部門として運用を続けることが適切でなくなりました。また後述する理由により、代表取締役は事業責任者だった中藤さんにということで、MBO(Management Buyout)というスキームで新たに『無花果株式会社』を設立することとしました(カーブアウトってやつですね)。


なんか難しそうなことを言ってますが、

新しく株式会社をつくって、わかりやすくするよ!
教育テクノロジー会社になってくよ!
より応援シロのある状態にするよ!
新しい打ち手もバンバンやるよ!

くらいだと捉えてもらえたら。
(すでに決まっている打ち手も多く来月からリリース続くと思うので、興味持っていただけた方は、ツイッターnoteをフォローしてお待ちくださいませ)



代表なんでかわるの?

時間もエネルギーもお金も、自分のできる限りのことをやってきた「無花果」。でも、昨年末くらいから「代表は僕じゃない方がいいなぁ」って思うようになりました。大小さまざま理由はあるし、未だ葛藤はあるのですが、一番大きいのは「中藤さん(ひーくん)の方が相応しいから」ですね。結局はここに尽きます。

いや、薄々はずっと気付いてたんですが、なかなか認めたくない自分もいましてですね...。


ひーくんがまだ大学生だってのもあるんですが、流石に粗いところはあり「うわ、これミスったら一発アウトだぞ」的な意思決定をする場面もあって、それを事前に消せてたからこそうまく行ってる部分は確かにあったと思ってます。だけどそれは裏を返せば、分厚くなる成長のチャンスを逃しているとも言えるわけですよ。僕自身が彼の成長のキャップになっているという。

端的に、失敗の機会を奪ってた。


また、流石に僕の方が長く生きてることから、経験に基づく説得的なことを言うことが多く、メンバーが生徒の方ではなく僕の方を向いて仕事することがでてきたなーとも感じました。僕以外20代前半のメンバーで構成される無花果のみんながそうなるのもやむを得ないな、と。
これを「生徒の方向きなよ」といい放つのはあんまり誠実じゃないとも感じました。年齢とか究極関係ないんですが、それを年齢的、経験的上位(という表現させてください)の人が言うのってずるくないですか?


と、なんとなく「僕が邪魔だから」という表現で語ってきましたが、一番は、無花果のファンは、ひーくんのファンだから、です。熱量も、現場での振る舞いも、ステークホルダーとのコミュニケーションも、どう考えてもひーくんが最強です。つまり、ひーくんに任せた方が無花果は上手くいくのです。直観だけでなく、論理もそう言ってる。ただそれだけのこと。


ああ、笑顔が眩しい…。ツイッターはこちら


これ認めるのそこそこ難しかったです。
もちろんわかってたんですよね。わかってた。わかってたんですが、なんというかこれを認めてしまうと自分が無価値だと認めてしまうような気になるというか。いや、もちろんそんなことないってのもわかっちゃーいるけど、人間ってやつは難しいですね。おそらくこれ他の人に相談されたらあっさりと「いやそれは譲るべきでしょ」と言い放ったと思います。何こいつ悩んでるの?くらいのトーンで。そこまで分かった上で難しいものは難しい。

ただ、「代表ひーくんにしよっか」って話をした後の、目標への進捗、チームの状態、ステークホルダーのコミット具合、生徒の笑顔などなど、どれをとっても無花果は加速度的に良くなってます。

本当に代表に固執し、しがみつかなくてよかったって思いました。
(ぐあぁ、やっぱ僕がキャップだったのか。あれもこれも。。と深夜に悶えてたりは当然にあります。はい。。)


こっからどうするの?どうなるの?

なんとなくエモーショナルに書いてしまったので、お前いなくなるの?的に思われたかもしれませんが、全然今後もいます。ただ、ちょっと関わり方は変わるかなって感じです。現場はほぼ出なくなり、外の活動が増えそう。
(まだわかんないけど)

無花果inc.自体は、予告的に伝えておくと

・来月、超強力な方々にジョインしてもらいます。
・研究機関と共同研究がスタートします。
・フリースクール無償化します。
・岡山以外の「無花果」ができます。
・資金調達します。
入学式します。

みたいなところですかね。
教育業界ではあまり見ない打ち手やスピード感で進んでいきますので、継続的に追ってもらえると嬉しいです。


さいごに、もう一度根本的な想いの部分を。

「無花果」
その名の通り、花がない。そんな果物。
だけど、無花果。本当は見えないところで、花が咲き誇っている。子供たちと話すとき、接するとき、僕らはついつい見つけやすい「結果」から「才能」を評価してしまう。彼ら彼女らが咲き誇っているのは、僕たちが簡単に見つけられるようなところじゃないのに。
子供たちの内に秘めた可能性を誰よりも信じている人達による、教育プログラム「無花果」

一緒に"よい教育"をつくって、とどけていきましょう!





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