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100のきりくち+

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1分で読める「たしかに、こんな切り口もあるかもなー」という戯言集。 100本を突破したので「+」(プラス)です。 (どこまで行くかな...?)
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「正解」に殴られて、苦しんでいる人へ

ちょっと今日はわかりやすさを無視して書きたい気持ちなので思いつくままに書かせてほしい。読みづらいと思うけど、わかってくれると嬉しい。 「ビジネス系つよつよの人たち」の文章や動画などを見るたびにどうしても違和感が拭えなかった。 言ってることはわかるけど、すっごく苦しくなる。 色んな角度から話しているけど、結局は「ビジネスで成功するためには、こうするべき。ほら、俺は成功しているでしょ?」を手を変え品を変え伝えているんじゃないかな? これがなんというか、、吐きそうになる。

大幅増の『不登校29万人』についてちょっとだけ説明させて。

まず、朝日新聞さんのこちらの記事を見たとき、「不登校の原因はいじめだ」って思いませんでしたか? これどこにもそういう風に書いてないのですが、不登校ってところにあまり触れてない方はそのようにミスリードしちゃう可能性はあるなって思ってます(朝日新聞さんが悪いとかではないです)。 令和5年10月4日付けの文科省の公式な「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」を読むと、不登校の要因として一番多いのは『無気力・不安』です。50%以上の子

地方創生の光と闇

そもそも「地方創生」とか「地域活性化」とかって言葉を使うと、その分野でゴリゴリやっている人たちからちょっと嫌われます。あんまり知られてないけど、これはほんとです。ご注意ください。 今回はそれだけ伝えられたらまぁいいかなってくらいなんですが、もうちょっとだけ掘り下げます。 ここ10年でしっかりと「地方創生」って言葉が広まり、西粟倉村や海士町みたいな超小規模自治体ゆえの尖りでポジションを取り、注目を集め、お金を集め、独自の生態系を築きつつあります。すごい。 ほかにもDAOや

地方スタートアップの光と闇

約2万社といわれるスタートアップの半分以上が東京に所在地を置き、2番手の大阪でも800社程度。 つまり、トップと2位は9000以上の差があります。 このことからスタートアップは東京一極集中状態っていうのはもう間違いありません。だから「起業して、Jカーブ的な成長したいなら東京いけ」は正論中の正論。投資環境も起業家同士のコミュニティも圧倒的。 なので一旦それは前提に議論したほうがよきです。 その上で、地方だからスタートアップがだめな訳では無いです。当たり前ですね。地方には

2022年に買ってよかったもの

コテを買った。 お好み焼きをつくるやつでも、剣道のとき手につけるやつでもなく、髪の毛をあれこれするやつであるコテを買った。 何のことはない、2000円くらいの。 きっかけはなんだったんだろう? YouTubeでみたのか、TikTokでみたのか、テレビで見たのか、いずれにせよそのどれかだろう。 ビックカメラでiPhoneの充電器を買うとき目に入ったのでそのまま一緒に購入。 モテに対する意識も、美に対する意識も、大いなる決意も何もなく、「なんとなく」購入した。 ちなみに

幸せについて本気出して考えてみたら、いつでも同じ所に行きつくのさ。

みなさま、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします! ようやく2022年の振り返りが終わり、今年の挨拶ができるところまで来ました。(ながかった...) さて、2022年を振り返ると、結局皆々様への感謝(ありがてぇぇぇ)が一番に来てしまうのですが、毎年それを言っても代り映えしないので、今日はそれとはちょっとだけ別の観点で。 そしていきなりなんですが、今年(2023年)に入って、めちゃくちゃ嬉しい事がありました。あったんですよ!!(強調) で、それはな

僕は「ぼくのことを好きな人」としか仕事ができない。

僕は「ぼくのことを好きな人」しか好きじゃない。 なんという狭量。器の小ささ。我ながらびっくりである。 そして僕は「ぼくのこと好きな人」としか仕事をしない。 いや、正確に言うと"できない"。 「好き嫌いで仕事をするのか」 「目的のためには清濁併せ呑め」 「そんなことでは人生が縮こまるぞ」 ごもっとも。 それらことについて、ぐぅの音も出ない。 何度も何度も悩んだ。 そしてお気づきの方も多いと思うんですが、こんな事を言っちゃう拗らせ続けた僕のこと好きな人は決して多くない

弁護士をやめた時のお話。

ぼくは別に天才肌ではなく、ひたすら1日10時間を3年続けて合格したという人間なので弁護士資格にとても思い入れがあった。 合格した時の達成感はえぐかったし、お祝いしてくれた人たちのことを今でも良く思い出す。弁護士資格はとってもとっても大切な宝物。 もしこれが無くなったら、その時頑張った自分の全てが否定されるんじゃないかって不安もあって、辞めるなんて考えられなかった。 ただ仕事自体は、明確に嫌だーって程ではないけど、サイズの合わない服を着ているムズムズ感。ぴったり来ない。な

フラれたから弁護士になった。

高専3年次。 僕には進学校に通う同級生の彼女がいた。 受験を頑張った彼女は、地元よりも少しだけ都会な街の大学に行く。「大学に行っても仲良くして行こうね」お互いの不安を打ち消そうとするように何度もそんな話をした。 大学に行った彼女は、初めての一人暮らし、今まで出会ったことのない人たちとの交流、趣味のサークルととても楽しそう。だんだんと連絡頻度が減ってきた。「忙しいのかな?」と夜電話することもなくなった。 自分から連絡すると負けた気がして、でも彼女からの連絡が来ないことには

瀬戸内にVCつくって1年経ったらどうなったか?

「瀬戸内のスタートアップシーンが変わった。」 ​ そう思うことがいくつか起こってたので少しだけ語らせてください。 ​ ①大企業の会長から大学生まで、行政やVCも正しい意味での「スタートアップ」を軸に集まった。​何か新しいことを始める、くらいの意味でも使われちゃう「スタートアップ」。 それが悪いわけでもなんでもないけど、急成長等を前提とする本当の意味での「スタートアップ」でこれだけ多種多様な人が集まったことは今までなかったんじゃないかな。 ​ ②現役のスタートアップ

NPO法人設立のメリット―お金編―

お金だけで以下のメリットがあります。 設立費用0円なので選択肢の1つにぜひ。

「学校をつくる方法」を超ざっくりと説明します。

「学校つくりたい」って人からたまに連絡いただくので超ざっくり作り方を説明します。とりあえず高校に絞って。 まず、高校の作り方は2つあります。 ①は、校舎の設置が重すぎて中々手を出せない。 やるとするなら経営サイドのM&A。株式会社じゃない場合がほとんどなのでうまく合意を得られたらゲットできます(それでも数億かかる)。 ②はもっとカジュアル。 よく駅前のビルの中にある「○○高校△△キャンパス」とかはほとんどそれ。それだと本校増やしてるだけでは?って思われるけど必ずしも

「NPO法人のつくり方」を超ざっくりと説明します。

Google広告やSlackなどの無料利用、認定後の税務面など、仕組みだけでもメリット多いので、何か事業やる人の当たり前の選択肢になるといいなと。 大枠、以下の3つです。 順番に見ていきます。 -- ①10人以上の仲間を集める NPO設立には10人以上の社員(正会員)が必要です。 ここで「多すぎる...」と躓く人がいるのですが、正直この社員にはほぼ義務はないですし、ちゃんと連絡取れて、趣旨に賛同してくれてる人を集めるだけ。十分可能です。 印鑑押す場面も多いので、物

起業したら借金1000万円だけが残った話。

西粟倉村という人口1400人の村でICOというチャレンジをしてた時、その会社の中にいてはどうしてもやりきれなくなったのでチームごと独立を決意。 話も無事まとまり、会社を設立したものの、(本当にいろんなことがあって)プロジェクトは頓挫。代表のぼくとフルコミットの従業員2名は仕事も何もない状態で会社を始めることになった。 とりあえず生きていくために日本政策金融公庫さんから1000万円の借入をし、売上0からスタート。 正直、正直言って、メンバーはめちゃ優秀だったし、僕たちが普