起業したら借金1000万円だけが残った話。
西粟倉村という人口1400人の村でICOというチャレンジをしてた時、その会社の中にいてはどうしてもやりきれなくなったのでチームごと独立を決意。
話も無事まとまり、会社を設立したものの、(本当にいろんなことがあって)プロジェクトは頓挫。代表のぼくとフルコミットの従業員2名は仕事も何もない状態で会社を始めることになった。
とりあえず生きていくために日本政策金融公庫さんから1000万円の借入をし、売上0からスタート。
正直、正直言って、メンバーはめちゃ優秀だったし、僕たちが普段取り扱う金額も桁が違ったため、「まぁなんとかなるでしょ」と軽く考えてました。
しかし、僕たちの考える単価感は桁が2つほど違い全く仕事が獲得できませんでした。毎月減っていく銀行口座の残高。1000万円ってまだまだある気がしたんですが、月100万円ほど減っていくと1年持ちません。胃が痛い。上手く行かなすぎてイライラする。
お金がなくなると、お金のことしか考えられなくなります。長期のことなんて無理で、明日の15万円のために大事にしたいことを大事にできない状況が続きました。新しいチャレンジをするにもお金がいることからジリ貧状態に。
はじめに借りたお金が尽きようとしている頃、メンバー2人は退職し、ぼくの元には1000万円の借金と売上のない会社だけが残りました。
... 生まれたばかりの子供と一緒に格安アパートに家族で引越しをし、生活費を抑え、ギリギリ生活できる状態にし、コトリーさんに定期的にカウンセリングしてもらいつつ、月々なんとか乗り越えてる中で、助けてくださる方々がいて、少しずつ上向きになってきました。
この時期になんの見返りもなく助けてくださった方々には一生頭が上がらないんだろうなぁと思い返しては心が温かくなってます。本当にありがたかったです。
このことから得られた教訓は
・お金がある状態だから言えることと、ない状態で言えることは違う(一緒にしていきたいものです)
・売上ないうちはコスト最小限がいい(あたりまえか...)
・メンバーとして仕事ができることと、経営者として仕事ができることは全然違う(感覚そのものが違う)
・華やかに見えても歯を食いしばってたりするから嫉妬は無意味(みんな一生懸命)
・見返りなく手助けしてくれる人の見返りは大きい(ようにがんばる!)
新しくチャレンジされる方の少しでも参考になれば嬉しいなと書いてみました。
お読みいただきありがとうございます。
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