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今年の七草、那覇の市場の台湾素食をオマージュして

知る人ぞ知る、那覇の市場にある台湾素食レストラン「金壺食堂」。
マガジン「緑色の島風〜沖縄ライフありんくりん〜」にも、記事を書きました。

素食とは台湾式の菜食料理のことで、動物性食材を使わない料理。
那覇に滞在すると1回は金壺さんに伺って、しみじみ美味しい料理でデトックスさせてもらいます。

金壺食堂の名物といえば

金壺といえばチマキ!
黒米入りの真っ黒なビジュアルに最初はビックリするけれど、1回食べればもうトリコ。
大豆ミートのお肉、椎茸、そしてピーナツがたくさん。
これがずっと食べられるなら、他のチマキは一生食べられなくても良いんじゃないかと思うくらい。

必ずお替わりするスープ。

椎茸出汁とじっくり煮た野菜が滋味深い。
「クワンソウ」という薬膳食材が入っていることもポイント、まさに医食同源。

さて今年の七草はどうしよう

何年か前に、金壺の川上オーナーにスープの作り方を教えてもらったんです。

そうそう、今こそ七草スープをつくろう

元日から焼き肉を食べ、攻めに攻めた暴食をここらでリセットしようじゃありませんか。
しかも沖縄で仕入れたクワンソウもあるぞ、と。

ということで1/7の深夜、夜な夜な七草スープづくりをスタート。

七草に加えて干し椎茸と白菜を。
干し椎茸の戻し汁が旨みを、白菜がスープに甘みと深みを出してくれます。
動物性食材が入らない分、素材の旨みをとことん引き出すこと。
素食ではホントに大事。

じっくりコトコト…

七草スープ、翌朝いただきました

椎茸出汁で見事に茶色! 七草もどこへやら…

見た目はアレだけど、トロトロでしみじみ美味しい滋味スープの完成。
クワンソウは薬草っぽい香りがほんのり、ほろ苦いような味で、長めに煮ると気にならず むしろ味のアクセント。
香りのある食材は気を巡らせるのにも良いし、私は好きな味。

スープは素材の栄養を全て摂れるから大好き。
沖縄では滋養強壮や薬効を期待してっくりコトコト煮た汁物料理をシンジムン(煎じ物)というけれど、まさに同じこと。

動物性たっぷり、パワーチャージのシンジムンもいいけれど、たまには素食のスープもいいよね。

金壺・川上オーナーに感謝。
「クスイナタン」でした!(=ご馳走様でした、薬になりました)


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