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沖縄 - 幻の在来山芋 「クーガ芋」 _2

クーガ芋の食べ方について。
期待できる効果については、_1 の記事にまとめました。

今回は、クーガ芋の食べ方についてです。

食べる前に・・・

山芋は「アレルギー特定原材料に準ずる品目」の一つです。
クーガ芋も山芋の仲間ですので、山芋アレルギーのある方は召し上がらないよう お気をつけください。

下処理について

スーパーで売っている山芋と比べて、はるかにゴツい!(笑)
力強さを感じます。
サイズは、大きいもので手のひらくらい、小さいものだと手のひらの半分くらいです。

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細かい根は ガスコンロやバーナーで焼くと下処理しやすいのは、他の山芋と同じ。
香ばしい土の香りがなんとも言えません。
目の前に沖縄の畑が広がるように感じて、私はテンションが上がります^ ^

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洗ってそのまま すり下ろしても良いそうですが、皮が固いので、私は皮をむいてからすり下ろします。
(より丁寧に調理する場合は、皮をむいて酢水に10分ほど漬け、アクを取ってからすり下ろしてください。)

うんうん、琉球自然薯とも言うだけあって、さすがの粘りです。

そうそう。
クーガ芋をすり下ろしても、手が痒くならないんです。
痒くなる成分(シュウ酸カルシウム)が少ないのでしょうか?
ご存知の方、ぜひ教えてください m(_ _)m
「山芋は食べたいけれど、手が痒くなるのが嫌」という方には良いですね。

先ずは - 定番のとろろ汁  (※ 注意事項あり)

一般的な山芋と思って食べると、「ちょっと味が違う?」と思うかもしれません。
いわゆる山芋らしいクセは少なく、牛蒡に近いような風味が少しあります。
「体に良さそう!」という感じ。(伝わりますか?・・笑)

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味付けは出汁、味噌、鰹節です。
味噌を溶いた出汁を、少し加えて伸ばし、少し加えて伸ばし・・・と言う風にすると、混ざりやすいです。
お好みで醤油や青のりを加えたり、卵の黄身を加えても良いかも。
一般的な山芋に比べて粉っぽい感じもするので、多めの出汁で伸ばすのがポイントです。

とは言え、とろろ汁の野趣あふれる味わいは好みが分かれるかな、、というホンネも添えておきます。
また、生食でいただくと、人によってはお腹を下すこともあるとのことで、おきなわクーガ芋研究会 では、生食は推奨していないようです。

続いて - お味噌汁のすり流し

味噌汁をいつも通りに作たら(お好きな具材も入れて)、すった芋(とろろ)を加えてよく混ぜ、一煮立ちさせて完成。
より丁寧に作るなら、とろろを少しのお汁で溶いてから加えると、均等に混ざりやすいです。

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芋の持つ酵素やネバネバ効果は高熱に弱いので、最初からグツグツ煮ると言うよりも、最後に加えて少しクツクツ、くらいが良さそう。

というわけで、まったりとした美味しいお味噌汁の完成です! (パチパチパチ・・)
加えるとろろの量は、お好みで加減してください。

次回(最終回)は、焼いて食べる方法について、まとめていきたいと思います。


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