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沖縄 - 幻の在来山芋 「クーガ芋」 _1

初投稿は、このお芋さんから。
数ある沖縄食材の中から、何故このお芋を選んだかと言うと、

1. 沖縄はクスイムン(薬になる食材)が多く、それらの食材が(かつては)健康長寿を支えてきたから
2. クーガ芋の収穫時期が春限定(まさに今)だから
3. ウチナーンチュでも知らない人が多い、希少な食材だから

「クーガ芋は昔から非常に貴重な芋で、戦前は高所得者層がいわゆるアンチエイジングを目的として好んで食べていた」という話も。。。
おきなわクーガ芋研究会Facebookページより)

期待できる効果について

山芋の仲間なので ネバネバ成分はたっぷり。
このネバネバ成分は、胃腸や呼吸器の粘膜を保護したり 内臓の働きを助ける効果が期待できると言われています。
更には、山芋類は 漢方では「山薬(さんやく)」と言われ、皮を薄くはいで乾燥させたものを生薬として利用しており、滋養強壮、生活習慣病の予防、抗酸化作用(アンチエイジング)などの効果も期待できます。

そんなことから、山芋類は「畑のうなぎ」とも称されるんですが、クーガ芋において特に注目したい含有成分は「ジオスニゲン」。
他の山芋に比べて高い含有量を誇り、100倍とも200倍とも言われています。(現在、研究途中です)
ジオスニゲンは、DHEAという「若さを保つホルモン」に似ていて、体内では近い働きをすると言われているとのこと。
DHEAは免疫力や筋力の維持、認知症予防や改善に貢献しますが、 加齢とともに減少していきます。
また、ストレスや寝不足によっても分泌量が減ると言われている ため、運動をしたり、食べて補給することも大切です。
DHEAに関する詳しいお話は、オムロンさんのサイトにも。

今年(2020年)は猛威を振るうウイルスの影響で、「免疫力UP」「自己防衛力を上げる」なんていうワードが飛び交っていますが、沖縄食材が、健康な体を維持することに役立つかもしれません。

生産者さんが少なく、収穫時期も限定的

希少な芋なので 沖縄県内でも取り扱っているお店がまだまだ少ないのですが、もっと気軽に買えるようになればなぁと期待しています。
▽ 県外発送可能な通販サイトのご紹介 ▽

研究状況を追いかけよう

なお、在来山芋ながら、クーガ芋の科学的研究はまだまだ始まったばかり。
クーガ芋農家さん、立命館大学の先生、沖縄テレビ開発の3者協働による研究が2019年から始まっています。
沖縄の新たな特産品となる日が来るか!?
乞うご期待です。
詳しくは  ▽コチラ▽  のサイトをご覧ください。

と言うわけで、 _1 のまとめはここまで・・・
次回は、クーガ芋の食べ方をご紹介していきたいと思います。

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読者様からのご指摘を反映し、「ムチン」に関する記載を一部修正いたしました。(2020/11/01)​

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