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最終教材修了おめでとう!

2023/05教室だより

最終教材(高2)達成の喜び


4月最終教室日に、高校生のRちゃんが、英語の最終教材(O教材)の最後の教材に到達。教室ではくす玉を割ってもらいました。クラッカーも鳴らして、パーティのように盛り上がりました!
インスタに素敵な写真を掲載予定ですので、ご興味あるかたはぜひ。

1年生のころから10年公文に在籍され、教室と共に10年歩まれました。
私は10年経ってもあまり成長していませんが、子どもたちはすごく成長していく10年です。

一例までに、英語学習を始めて5年2か月の伸び方をご紹介します。

英語の進み方(一例)

色々な子がいますので、これが正解でも無く、それぞれのお子さまに合わせて進み方は考えてまいります。

ただ、しっかり学習習慣を幼児や低学年の間につけてあげることが、このように自分で思春期でもコツコツ頑張り続けられる子を育てる秘訣かなと、改めて思います。

それは、簡単なことではありませんよ。そのうちできるようになるものとも違います。小さなころからの働きかけが奏して、こういう立派な高校生に育つ、それはどの子にも言えることかなと思います。

ご本人に聞いてみると「当たり前のようにやってきた」とおっしゃいました。

努力をすれば、力になり、また自信になり、そして明るいミライが見える。
このお子さんは、英語ができる、楽しいと思える状況を自分の力で、作られた。
こうやって一人の小さなお子さんが、立派に成長して行かれる様子を拝見することが、とても嬉しいです。

継続するためのポイントは最初の『90日』

どんなことも、最初は勢いよくやるものです。
そして飽きます。努力することがとても辛くて、もうこれ以上は頑張らなくてもいいかな?と思ってしまう。
その期間が訪れるのが大体90日。

よく『やる気スイッチ』が無くて・・・と仰る保護者の方がいますが、最初からやる気スイッチ等はありません。
でも、最初始めよう!と思ったきっかけ(動機)はあるはず。

その動機は、実は、もろくて、日々の努力の方が大変、となってしまうものなのです。

動機を更新しながら、頑張り続ける力を与える場、というのが『教室』だったり、『ご家庭』という『環境』。

毎日頑張ることが大変だと感じたら、一緒に『動機』を見つめ直しましょう。そして、そのためのステップを考え直しましょう。
それが教室の役目だと思っております。

毎日努力する→できるようになる→やる気が出るという流れが正解です。
やる気が出る→毎日努力するという方向ではありません。
この流れを回すためには、やってないものは、まずやるようにする。
やらないことはない、という生活習慣を回す。
何かをできる子にするためには、周りの大人がそういう強い気持ちでいてください。

そして、90日ほどでめげそうになっても、その時点で教室に連絡をくだされば、面談等して、軌道に戻したことも多いです。
一度、無理かもと思っても、絶対無理となる前に、一度相談してください。
90日前でめげてしまいそうになることは、良くあることなのです。

目標だけ独り歩きさせない

こうやってお伝えをすると、とにかく目標目標と仰る保護者さまもいらっしゃいます。
子どもを成長させるきっかけが『目標』であるはずなのに、それを達成したら終わり。
目標だけクリアすれば、良いという考え方に繋がり、それはそれで大変危険です。
子どもの気持ち、子ども自身を育てず、能力を育てず、ただ教えてできるようにすればいいでしょ?と思われる方もいます。
ご自分が勉強をしてこなかった・・・という保護者の方は十分お気をつけください。自分に努力の上に花を咲かせた経験がないと、結果だけ見てしまいがちです。
周りが指示をしてやらせるのを良しをしないで、子どもが自分で歩むにはどうしたら良いかを考える必要があります。

自分で歩いている子は、周りから見ても分かります。
そういうお子さまは小さくても、進め方や、復習の仕方を自分で言ってきます。
そういう子に育ってほしいと願っています。

勉強=やらされている、という悲しい状況にさせないために、反省すべきは周りの大人です。
教室でも、そう。子どもの気持ちは、一番気を付けていることです。

目標を達成してほしいと願う一方で、目標は何のためなのか、さらにその一歩先を大人は考えてあげましょう。
周りの大人が目標だけを独り歩きさせてしまうことは、目標達成したら、それで頑張らなくて良いと思ってしまう子を育ててしまいます。

最終教材の先

冒頭のRちゃんの希望は、『出来るところまで頑張り続けたい』でした。
最終教材の次に『研究コース』という教材が実はあるのです。
この先、そんなに公文に掛けられる時間はないかもしれない、でも、できるところまではやりたい、というのが本人のご希望です。

もちろん、目標はきっと持っていたはずです。でも、できることで進んでいく、という良い流れ、そしてそれが当たり前になっていれば、たとえ最終教材に達する子になっても、まだやり続けたいと思うんですね。

これこそ、学びのサイクルを自分で回すということではないでしょうか。
そして、公文から卒業されても、こういう子は自分で自分の将来を切り拓いていくんだろうなと。
そういう子を一人でも多く育てたい。そう願います。
学問ですから、気軽にちょっと数か月やってみて判断するようなものではないのです。

一緒に頑張りましょう。私自身も目標をいつも見直しながら頑張っていきたいと思います。東郷


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