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3歳娘から「お母さんかわいそうに・・・」と言われた話

ある晩。
お風呂も終わり「さぁ、寝かしつけのみ!!」というタイミングに出来事は起きました。
妊娠中にマックのポテトがどうしても!どうしても!無性に食べたくなるあの現象が起きました。今回は「きゅうりとちくわのサラダが食べたい!」という謎の現象。(本当に謎)

夫に寝かしつけを頼み、薄暗いキッチンで1人できゅうりを切っていました。シーンとするキッチン。「こんな静かなキッチンに立つなんていつぶりだろう・・・」と思いながらせっせときゅうりを切っていました。(どうしても食べたい気持ちが強くて笑えます)
それと同時に、「おかあさーん!!!!」と1分いや30秒ごとに呼ばれない世界。騒がしい子どもたちが、急にシーンとし何かが起きたのではないかと見に行かずに済む世界。(急に静かになることの恐ろしさ。騒がしいと耳は痛いが心配はないあの感じ)、「料理をしたい」と子どもが言ってきて、その気持ちは嬉しいけども・・・大切にしたいけれど・・・今日ではないのよ!今日は急いでいるのよ!と思うこともない世界が目の前にやってきて、ただただ、きゅうりを切れる時間にうっとりしていました。(ニヤけていたでしょう)

娘からみた私。

すると3歳の娘がキッチンに来て言いました。
「お母さん、1人でお料理してかわいそうに・・・」と。
その時の娘の表情は、心配そうな寂しそうな何とも言えない表情でした。

きゅうりを優雅に切ってうっとりタイムだった私にビビビッ!!!と衝撃が走りました。そっか。そうゆう気持ちもあるのかと。

我が家の3人の子どもたちは比較的に料理が好きで、「お料理したいー!!!」「ぼくがする!わたしがする!どいてよー!!」で、喧嘩になることが日常茶飯事です。(ほぼ毎日エブリデイ!!)

「料理をしたい!!!」というそれぞれの気持ちは伝わってきていました。でも、お母さんが1人で料理してかわいそうに・・・と思ってくれている気持ちは、これっぽっちも気付いていませんでした。急いで料理をしなければならない時は、「今日は落ち着いて遊んでくれている!ラッキー!!!」と思いながら、1人でササって作れてイエーイ!!!」と思うことがほとんどです。(そんなに落ち着いている日はほぼないですが・・・)

娘が言ってくれたひと言は、「お母さんが1人で料理をしていてかわいそうだから、わたしも一緒に料理をしたい」という優しい気持ちが伝わってきました。そんなことを思ってくれていたのか・・・と。

料理をしたい気持ちと、お母さんを手伝ってあげたい気持ちを持ってくれているのだと、7年子育てしてきて初めて知りました。

その後、娘と一緒にちくわを食べながら(あるある)、夜な夜なきゅうりとちくわのサラダを作り、2人でキッチンで食べました。
急にやってきた謎の現象でしたが、娘の気持に気付くありがたい出来事になりました。謎の現象ありがとう!

料理は決して得意ではありませんが、好きなんですよね。料理って数えきれないたくさんの思い出があります。料理を作っている、作ってもらっている景色を思い出します。今回の「きゅうりとちくわのサラダ」にもまた1つ思い出が出来ました。子どもたちと一緒に料理をする時の気持ちが変わった感じです。

写真は、八朔です。母がお弁当のフルーツに丁寧に剥いてくれた八朔を入れてくれていました。それを見た当時小学生の友だちが「皮が剥いてあってハルのお母さんって優しいね」って言われたことを思い出しました。私は皮が剥いてあることが当たり前でしたが、友だちからのその言葉で「今までは当たり前と思っていたけど・・・確かに、忙しい朝に八朔の皮を剥いてくれているお母さんは優しいな、ありがとう」と涙が出そうになりながら、友だちと一緒に食べた思い出を八朔を見ると思い出します。やはり、料理ってたくさんの思い出が詰まっていますね。

最後までお読み頂きありがとうございます。
介護福祉の職員の皆さんいつもありがとうございます。
素敵な週末をお過ごしください♪




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