湯島の夜 映画「15年後のラブソング」
イギリスの港町に住む女性アニー。博物館で働いている。同棲する恋人ダンカンは、90年代に高名を馳せたロックミュージシャン、タッカー・クロウに傾倒するあまり、自分なりの偏見によって勝手な神話を作り出して、それをブログに掲載している。
ダンカンの自分勝手な行動とタッカー・クロウに対する偏った思いに我慢できないアニーは、ダンカンとの間に溝ができてしまう。そんなある日、サイトへの書き込みからタッカー本人からメールが届く。アニーはダンカンには内緒でタッカーとのメール交流を始める。そのうちにダンカンは同僚と不倫してしまい、アニーとダンカンは別れてしまう。
そしてタッカーからアニーに会いたいと連絡が来る。アニーはアメリカに行ってタッカー本人と会うのだが…。
原作は、イギリスの人気作家ニック・ホーンビィの小説。タッカー・クロウはイーサン・ホーク、アニーはローズ・バーンが演じる。
悲劇でも喜劇でもない。さほど泣けないし、笑えない…“普通”の日々が淡々と過ぎていきます。何てことのない作品のように見えますが、今の人間にとって必要な「優しさ」に満ちあふれています。観ても損はしないって作品ですね。
あ、子役のアジー・ロバートソン君は可愛いですよ。
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