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コーヒーできた 2022年3月号 | 今月買ったコーヒー豆まとめレビュー

暖かいと思ったら寒くなったり、まさに三寒四温といった感じですっかり春の様子になってきました。ちょうど桜が満開ですね。
コーヒー屋さんも「さくらブレンド」「スプリングブレンド」といった季節限定の豆を用意することが多い時期なので楽しいですね。

では、今月のコーヒー豆レビューいってみましょう。

SUNDAY ZOO | エルサルバドル

洒落てます。

営業は毎週金・土・日のみという知る人ぞ知る有名コーヒー屋さん。優しい老夫婦が営んでいらっしゃいます。よく繁盛しています。
コーヒーはシングルオリジンで、当然自家焙煎。ディスプレイの横に小さい釜がかわいらしく鎮座しています。
7,8種類あるので迷ってしまいますがちゃんと説明してくれるし、好みを伝えたらおすすめもしてくれるので安心です。
全ての豆は焙煎後2週間以内のものということで、要は6営業日で売り切れる量しかないのでタイミングによっては売り切れ、ということもあるので注意です。

この日はドリップコーヒーでブラジルとグァテマラを、豆でエルサルバドルを注文しました。

袋がかわいすぎる

100g で 800円という良心的な値段もさることながら、入れ物の袋が最高にしゃれています。この袋だけでテンションが上がりました。センス抜群。
シンプルながらも温かみのあるお店です。

エル・サルバドル

エルサルバドルはお店の中でも深い煎りの豆です。焼きがしっかりで、ボディもかなりあります。酸は少なめ。
純喫茶で飲むような、どこか懐かしい味わいです。家で淹れるときは落ち着いて、丁寧に抽出したくなる香りでした。
多くの日本人が好む味になっているので一度訪問して損はないと思います。
遠方の人は都度配送もやっているみたいなのでぜひ。

The Cream of the Crop Coffee | インドネシア マンデリン

ゾウの次はイヌ

 「清澄白河コーヒーブームの火付け役」と呼ばれる店はいくつかありますが、ここはその一つです。確か歴史が一番あるお店だったと思います。
ピエール・マルコリーニという高級チョコレートのお店がありますが、そこが運営しています。
大きな倉庫の中に大きな焙煎機が置いてあり、インテリアは簡素。ただし雰囲気はとてもいいです。川沿い、倉庫、浅煎りという清澄白河系サードウェーブの要素を作り出したと言われているだけはあります。
この日、店の前にはポルシェとハーレーが停まっており、「確かにこんな車やバイクで買いに来たいお店だな」と妙に納得したのを覚えています。(ちなみに駐車場はないので路上駐車になります)
豆の種類に関して。ブレンドもありますが、基本はシングルオリジンです。そこまで説明はしてくれませんがメニュー表に詳しく情報が載っているので選べると思います。マンデリンをチョイス。

情報

マンデリンという豆の種類はコーヒー好きの方ならご存知かと思いますが、基本的に深煎りや超深煎りにされる豆です。それが中煎りになっているということでとても興味深く思いました。

中煎りはほとんど浅煎りだと思う…

中煎りというかほぼ浅煎りな感じです。煎りが浅めなのに酸が強くない!ということですごく驚きました。酸よりはボディを感じるという点でマンデリンの特徴がしっかり出ており、浅煎りでサードウェーブ感も出ている…これは天才では…?と感じました。
以前ブレンド(深煎り)を飲んだときは「普通だな…」と思ったんですがこれは全然普通じゃないです。スパイシーな香りもアジアな豆を感じられて良いです。
あとこれは完全に後付けですが、チョコレートに合いそうでした。

サードウェーブを語るなら、ということで改めて訪れてみました。コーヒーはとてもいいんです。ですが、やっぱりアクセスが悪いです。木場公園や現代美術館のついでならなんとかという距離ですが、コーヒーのために訪れるなら結構気合が必要です。また、結構混むのでお店の中で飲めないとなるとどこで楽しむ…?となるのでおすすめ度は★3つとなりました。

また別の話になりますが、浅煎り〜中煎りを淹れるときはいつもより細かく挽いた方が味のトゲがなくなって飲みやすくなるのを発見しました。いい豆は細かく挽いても大丈夫なんですね。。いつもいい豆ばかり買っていてよかったと思った瞬間です。

BAKU COFFEE ROASTERS | ラオス

バクで最もおすすめの豆です

初めての豆が連続すると、何度か飲んだことのある豆に戻ってきます。ということで BAKU のラオスです。私の記事では二度目の登場のお店ですね。
ここのお店は結構ひんぱんに種類が変わりますが、ラオスは大体置いてあります。なので、勝手にお店の主力だと思っています。

やっぱり個性的な味がする

しっかり目の焼き具合。個人的にはこれが世間の中煎りなんじゃないかなぁと思います。決して酸味が主張することなく、かといって苦すぎない。コーヒー豆の香りを存分に楽しめる豆だと思います。
何度リピートしたかわからないです。BAKU で迷ったらこれで。

B2(ビースクエアード) | チェリーブロッサムブレンド

これまた袋がユニークです
  • https://bsquared.jp

  • ¥1,458 / 100g

  • 煎り方 ■■■□□ (普通)

  • おすすめ度 ★★★★★

突然ですが、コーヒーの試飲ってしたことありますか?
私はこのお店で初めてコーヒーの試飲をしました。

今、清澄白河で最も勢いがあるコーヒー店のビースクエアードです。
2020年に清澄白河にオープンしたあと、東陽町に2店舗目をオープン、そしてまもなく南麻布にもオープンを控えているという、ノリに乗っているお店です。

お店に入ると、コーヒー屋さんというよりはパン屋さん。たくさんの種類のパンが目に入ります。コーヒーとのペアリングもやっているということで、いかに本気のカフェかというのがわかります。昼食直後でなければパンも買いたかった。。

コーヒーは専用のコーナーが設けられています。バリスタの女の子がいました。5,6種類ほどの豆が用意されており、試飲を勧められました。
最終的には全種類飲ませてもらったんですが、個人的にはかなり新体験で、これはやられた。。と勝手に打ちひしがれました。
確かに豆によって全然味が違うのでどれが好みなのかは飲んでみないとわからないですよね。あと酸味が苦手という人は本当に美味しい酸味を知らない(=コーヒー本来の酸味ではなく、古くなって酸化した風味を苦手だと思っている)という話はサードウェーブ系の中でよく出てくる話です。なので飲んでもらって決めてもらうというのは多くの人にとって良い体験だと思います。
バリスタさんもよく会話ができる方でした。味の補足説明が上手で、情報も一緒に試飲することができました。

ケニアとケニアのブレンドです

買ったのはチェリーブロッサムブレンド。春の華やかさを思わせる香りと爽やかな味わいが特徴です。…と言われるとなんとなく味が想像できませんか?
個人的には情報は味わう上で重要な要素の一つだと思っています。感じ方の方向づけができるので、楽しみ方がわかりやすくなります。(対極は利きコーヒー…)
ちなみにこれは浅煎りのケニア深煎りのケニアのブレンドです。ブレンドと言っておきながらニクいですね。しかもシングルで売っているケニアとは違った種類、煎り具合にしてあるというこだわり。
ケニアといえば酸味が強い種類です。もちろんまずは酸味が来ます。その後に優しく甘味が来るので、これはおそらく深煎りの部分なんだろうなと感じることができます。シングルのケニアと比べて飲みやすく、香りも複雑だったので大変美味しいです。
味も体験も全て含めておすすめ度は★5です。大通り沿いでアクセスも悪くなく、複数店舗もある。
次回は必ずパンも食べたいと思っています。

カフェ デザール ピコ | 今月限定ブレンド

いつもの

最後に紹介するのは町のコーヒー屋さん、ピコです。
ここのお店が地味にいいのは、いつ行っても新しいブレンドが出ているところですね。毎月変わる「今月限定ブレンド」「今月の深煎りストレート」、季節ごとにでる「さくらブレンド」「お正月ブレンド」「バレンタインブレンド」などなど…
仮にここだけに通ったとしても、いつも違う種類のコーヒーを楽しめると思います。

さて、さくらブレンドはスルーし、今月限定ブレンドを買いました。さくらブレンドは浅めの煎りということで、ビースクエアードと被りそうだったので。

いつもの

こちらはかなり深煎りで苦味があります。ピコで買うときは特に会話はなく、何がブレンドされているかとかの情報はないのですが、それはそれで深く考えずにコーヒーの味を楽しめるのでありかなと思いますし、お菓子と一緒に飲むなど気軽に飲めるのはいいと思います。

まとめ

外が暖かいというのはいいですね。特に今週は桜が満開なので、散歩がてらコーヒーでも…という気分にさせてくれます。なので本当は家で淹れて飲むというよりはテイクアウトの方が気軽で良いのですが、当然毎日外で飲むわけにもいかず…
今回から地図を作成してみましたので、もし気になった方がいたら参考にしてみてください。東京は江東区、清澄白河ゾーンです。
(もちろんご時世柄もあり、気になっても行けない方は多いと思うので各コーヒー屋さん Web サイトから通販も利用されてよいと思います。)

地図


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