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目立ちたくない物書き

小説を書くことは最高に楽しい。
今執筆中の小説の、第二稿が完成したのだけれど、毎回いろいろなタイミングでやってくる、いつものアレが今回もきた。

ほんとにこれ面白いんかな病!

恐らく、多くの物書きさんがかかる病なのでは、と思うのですが、皆様いかがでしょうか?

初めてこの病にかかったときは、不安に押しつぶされそうになりながら、それでも作業を続けました。
ここまで頑張ったんだから、つまらなかったとしても、とりあえずきちんと形にしよう!と。

でも、やはり一過性のものなのか、ある程度期間をおくと、いつのまにか治っています。なので、「おぉ、また来よったか」くらいの気持ちで、今回も乗り切りたいと思います。

自分が好きなものを自分で書いているわけですから、最悪でも、世界に一人は「面白い」って読んでくれる読者がいるのです!
自分という読者が!
あはは!

***

小説を書くことは最高に楽しい。
自分で作り出したものを、自分以外の誰かが面白いと思ってくれたり、
「伝わったらいいなぁ」と思ったことが、きちんと伝わったり、
稀に「書いてくれてありがとう」とお礼を言われることもある。
そんなとき、どうしようもなく嬉しくなる。

ああ、私のような素人でも、書いていていいんだな、と思える。

創作するからには、承認欲求というものが常につきまとうけれど、私は小説家になりたいわけではないし、有名になりたいわけでもない。
むしろ「KDP界の盲点に君臨したい!」とか、「KDP界のパセリになりたい!」と言ってるくらいには、自分は目立ちたくない。認識されたくない。
なので、文フリのような、作家が主役の交流イベントにも、怖くて参加できない。

でも、書いた作品たちは、たくさんの人に愛されたい。

ほんと、めんどくさいやつだな、と毎回思う。

公募みたいなものに応募したこともない。
それはなぜかというと、そもそも小説家を目指しているわけではない、というのもあるのだけれど、「自分を守るため」、という答えが一番しっくりくる。
若い頃、漫画家を目指していたときに一度味わっている、「自分には才能がない」をつきつけられて、好きなことを続けられなくなることが怖いからだ。
私はめちゃめちゃ弱い人間なのだ。

小説を書いているときは本当に楽しい。
それが完成して、誰かに読んでもらえて、感想をいただけることが、なによりも嬉しい。
つまり、今のこの状態が、私にとっては一番楽しく、心地よいのだろうなぁと思う。

私にそっくりな、社交的で、人前に立つことが得意な双子の姉がいたら最高なのに、とか時々思う。
私は創作に集中して、姉がそれをたくさんの人に届けてくれる。

あれ?
たしか古畑任三郎に、そんな話があった気がするな!(笑)
不穏な未来しか見えない!
やっぱり私は、このままKDP界の盲点を目指します!


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