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知らない人と話すのが苦手な人へ。

私は編集・ライターをやっているくせに、インタビューの際、実はけっこう緊張しています。(顔に出さないようにしていますが)

取材先にはめちゃくちゃ早く到着していないと心配だし、一人のときにインタビューを練習してみたり、アイスブレイクの話題もいくつも用意してみたりするくらいです。

そこで、そんな私がインタビュー取材の中で実践してきた、スムーズに話すポイントをいくつかまとめてみたいと思います。特に初歩的な内容なので、新卒の方や社会人歴の浅い方におススメです。

仕事でどうしても知らない人と話さなくてはならないとき、ちょっと思い出して頂ければ幸いです。

話す時間は永遠じゃない

まず毎回思うのは、話す時間は永遠じゃないということです。取材だと30分~1時間のことが多いのですが、どんなに話がはずまない相手だとしても、時間は有限です。必ず終わりが来ます。

だからこそ、取材では絶対に聞きたい話を逃さないように準備するし、例えば営業だったらアポの目的が何なのかによって、時間内にその目的だけはまず達成するようにする必要があります。

そう思うと、話すことの8割は決まってくるわけです。

型をつくっておくことが大事

内容が決まったところで、気持ちで乗り切ろうと思うのは無理な話です。私は話が苦手ではないですが、それでも知らない人と話すのはやっぱり緊張します。だからこそ、準備が必要だと思うのです。

誰でもできることとして、次のことをお勧めします。

1.相手を徹底的に調べる 

まず「相手を徹底的に調べる」です。今はSNSやWeb記事なども多数出ていますし、相手個人のTwitterや会社のことなど調べるのは難しくありません。

相手の方の役職、会社での役割、組織構造などから、直近の話題。これは仕事上のことでもいいですし、わかるようであれば趣味やプライベートなことでも良いかもしれません。とにかく情報を集めることで、会話の材料を増やしておくことで、たとえそれを使わないとしても自分自身の安心材料になります。

2.時間配分を決める

次に「時間配分を決める」です。これはインタビューでよくやっていることなのですが、これだけは聞きたいということについて、1つの質問に対し5分、などと時間を想定しておくということです。

もちろん話を聞くだけじゃなく、説明をする、おすすめするなど打合せの種類によってやることはさまざまだと思いますが、自分の説明が10分、相手へのヒアリングが10分など区切っていくと、実は1時間もいらない場合がほとんどだと思います。そもそもですが、内容より多く時間をとってもらうから時間が余り、話すことに困ってしまうというのもあるのではないでしょうか。

あまり早くに切り上げたら申し訳ない、と思う気持ちもわかります。だからこそ、最初から時間を長めにとりすぎないほうが得策です。

10回くらいこれを繰り返すと、だいたい自分の時間配分がつかめてくると思います。

3.話す項目を大小作っておく

最後に、「話す項目を大小作っておく」です。大=テーマ(ざっくりとした聞くこと)、小=詳細(深く聞きたいこと)。

なぜ大小を考えることが必要か。これは相手の話す能力によります。たとえば、こちらが1聞くと10答えてくれるような人の場合、「大」の項目だけですべての話が終わることがあります。

しかし相手が1聞いたら1しか返ってこない人の場合は、こちらから3、4、5と引き出していかなくてはならないですよね。それが「小」の部分なのです。小の部分を事前に想定しておけば、話に困ることはありません。こちらが聞きたいこと、相手が話したいだろうことをいくつも書き出しておく。

結局のところ、近道はない

いろいろと最もらしく書いてしまいましたが、まとめると結局は「準備が大事」という話になってしまいました。でもこれって本当にそうなんです。

うまくできないなら、うまくできるように準備する。不安なら、不安がなくなるまで準備し続ける。これしかない。

若いころは、私も不安なときに「不安だなー」って言いながらモヤモヤだけしていました。でも自分の不安は自分で解決するしかないし、誰も何もしてくれないんです。近道はありません。

だから、新卒や若い方こそ、今のうちから自分で動いて準備を身につけていって欲しいなと思います。偉そうにすいません(笑)。












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