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部下を叱った後、後悔していませんか
部下に注意したり叱ったりしているとだんだん怒りが増してきて最後には怒りをぶち撒けて、後で後悔したことはありませんか?
叱ると怒るは違います。
叱るのはその人に今より良くなって欲しいから、怒るは自分の感情の爆発。
それが若い頃の私は理解出来ていなかった。
我が社はメーカーで製造過程も手作業が多くあります。何度も同じミスをする社員に
「この間も同じミスをしたよね。原因はわかってるよね、なんで?失敗した商品は捨てるんやで、それだけ損してることわかってる?」
私は社員が同じミスをすること、またその商品が無駄になることへの二つの怒りをあらわにし、責めたてていました。(酷い顔してただろなー)
その後、問題の解決策も社員が考え出すのではなく、私が考えそれを社員がきちんとやれば問題は解決すると思っていました。
当然叱られた社員は気分が悪いし、やり方も半ば私に押し付けられたものでやる気も出ずまた失敗することが続きました。
叱っている私もストレスは溜まる一方でした。
ある時私は本を読んで叱ると怒るは違うことを知りました。
叱るときは自分の感情を入れずに事実を淡々と述べることも知りました。
私は怒るのではなく、
「ミスが重なっているけど、次はミスしないためにどんなことができる?」とミスの原因を自分で考え次につながる言い方をすべきでした。
社員に注意したり叱ったりするときは
①出来ていないことの事実を伝える
②完璧にできた状態を確認する
③出来ない原因を確認する
④できるようになるためにすべきことは何かを考える
起こってしまった事は元に戻せないので、その失敗を次に活かすような叱り方をしなければなりません。
現在は何か社員に注意しなければならないときは心の中で「事実を伝える、改善に向けた話をする」と心の中で唱えながら冷静に話すようにしています。
若い頃の私に教えてあげたい、そんな叱り方しても心に響かないし反発を買うだけだよと。
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