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ハリケーン・イアンで100名以上の方が亡くなり、
人はいつ亡くなるか分からないものだなとつくづく思います。

最近、ひすいこたろうの「あした死ぬかもよ?」を読み返しました。

「人生を終える日、
どんな気持ちになっていたら最高ですか?」

この質問を再び自分に問いたいと思います。
あなたはこの質問にどう答えますか?



私は自分の死について真剣に考えたことが3回あります。

1回目は27歳の時。
青信号の横断歩道を自転車で直進した時に、
後方から車にはねられ数日間体が動かなくなりました。

このまま一生体が動かなかったらどうしよう、
打ち所が悪ければあの時死んでいたかもしれない。

たった数日間でしたが、
人はいつ死ぬか分からないと言うことに真剣に向き合ったのです。
それからは後悔しない人生を歩もうと、やりたい事に挑戦してきました。


2回目は38歳の時。
息子が産まれた後、弁護士事務所で遺言書(Will)の作成をしました。

妊娠時から友達に、遺言書の作成を勧められていました。
というのも、彼女の日本人の友達がアメリカ人の旦那さんを
交通事故で突然亡くした時に、
遺言書がなかったので遺産が凍結されというのです。
全くお金が引き出せず、子供を3人抱えて大変苦労したそうです。
凍結解除手続きに半年掛かり、
半年間は日本の家族から送金してもらたそうです。

弁護士事務所で、
夫が亡くなるケース、
私が亡くなるケース、
夫と私が亡くなるケース、
夫と私と息子が亡くなるケース
を想定して、
どのケースでは誰のサインが有効になるのか、
誰が息子の後見人になるのか、
息子が何歳になったら後見人はなしにするのか、
遺産をどう管理するのかなど、
多くのことを話し合って決めました。
とても分厚い遺言書が完成しました。

夫が先に亡くなった時のことを考えるだけで、大切にしようと思えました。リアルに想像してみるのはお薦めです。


3回目は39歳の時。
乳がんと告知されて、
幼い息子を残して死ぬ事もあるんだと真剣に考えました。

医師から、あなたはまだ若いし、子供もまだ赤ちゃんだから、
再発率を減らす為に全摘を薦めると言われた時、
今回は大丈夫でも再発もあり得るんだと怖くなりました。

家族との限りある時間を大切にしようと、
アメリカ国内15州、
15の国立公園、
世界6カ国
と様々な場所へ行き、様々なことを一緒に体験しました。
私が体験を大切にしているのは、
知識として知っているのと実際に体感してみるのとでは、
大きな差があるからです。
百聞は一見にしかずだと思っています。
そして、体験することで強く思い出に残ります。
「人生は思い出でできている」そう思っています。


死について真剣に考えるいい機会をもらったのに、
段々その気持ちが薄れていってたなぁと思いました。

今こそ、エンディングノートに取り組もう。

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