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マレーシアの大学でお話しした話

ゲストスピーカーとしてお話ししました

6月11日、マレーシアの大学で日本の教育とパンデミック下の教育についてお話をする機会をいただきました。

なんだかすごいポスターを作っていただき、、、恐縮です。
初めて日の丸を背負いました…^^
一生忘れません!!!

マレーシアは友人がいるのもそうですが、もう5回も行っているくらい大好きで最高に好きな国。
マレーシアで仕事したいし、マレーシアと仕事したいし、マレー語で仕事がしたい
それが私の夢の1つです。

多民族国家は本当に興味深くて、自分がイキイキと過ごせる場所だろうなぁとずっとずっと憧れている国です。
毎回日本に帰りたくない〜と思うのがそんな理由だったりしました。
お互いの価値観とか存在を認めているところが何よりもいいなぁと思うのです。

たまに、この大学の日本語クラスで「ネイティブスピーカー」として、日本語の何かを話したり、交流をしていたので、今回のオファーはとっても願ってもない話でした。

が….Q&Aの英語を完全に聞き取れる自信がないので、一緒に同僚の娘さんであるハルカちゃんにスピーカーとして入っていただきました。

(このことがきっかけでBizmatesに入会しました!!!
別の記事にも書きたいなと思いますが、私はとても即効性があり、本当に本当に感謝しています。2022年、よかったことリスト上位です。)

学校教育の変化

セミナーでは、テーマを2分割して、私は、日本の教育システムと、パンデミック下で子供たちの教育にどのような変化があったか、うちの子供たちを例にお話ししました。

区によってタブレットの配布はまちまちでしたがパンデミックを機に一気に加速しました。
うちは息子が私立中に行っていますが、塾の先生曰く、コロナの始まり時には私立はオンライン対応がすごく早かった、だから、環境や制度とかそういった面で最近は私立を受験する人が増えていると、いつだったかおっしゃっていました。

でも、もう公立でもタブレット環境は広がっているので、私立でもオンライン対応ではないところもあるし、公立でもオンラインバリバリのところもあるでしょうし、このセミナーのタイトル同様、垣根は無くなっているのかもしれませんね。

小学校では保護者会がオンラインになったことがすごく進んだことだと思います。
ただ、その端末を持っていないとTeamsに入れないので、子供が帰って来ないとそこにアクセスできません。

ハイブリッド形式もあるので、私は気分転換と挨拶したいを兼ねて、大体出向いています。(オンラインになった意味なし?!!)
その時も保護者は8人ぐらいですごくゆったりお話を聞けます。

子供たちの宿題の連絡とか、PPT作成して発表とか、タブレットが多く使われています。

そんな最近の学校事情を塾の話を含めてお話ししました。


伝えたかったこと

教育の垣根はない。
このテーマはとっても興味深いので、個人的に探求していきたいところです。

実は、マレーシアの大学でも、このパンデミックを機に、家族が失業して大学を辞めざるを得なくなったという話をいくつか聞きました。
日本も同じことがありました。

さっきのタブレットの話もそうですが、Wifiさえあれば(ここが問題??!)教師はどこからでも(情報保護とか問題はあるけど)、情報を発信できます。

子供たちはWifiさえ安定していれば、それを受け取れます。
実家から離れ、学校の寮に住んで、大学に通って授業を受けなくても、
画面を通して全員で同じ場所で授業を受けられます。

ただ、、、通信状況の安定さとか不安定さとか。。
日本もそうですよね。
それも知ってるので一概にWifiが、というのは少し理想論に聞こえてしまうかもしれません。

事実、Wifi問題で冷や汗をかいたことが数回あったので、
私は家で研修のサポートに入るとか、主催することも多いため、
Wifiは強いのを2本契約して、どっちがが問題起こしても大丈夫なように万全な準備しています。(ポケットWifiは持っていないので)

話を戻して。
学校を辞めざるを得ないというのはとても悔しいことです。
生きるという現実を教えてくれたのがこのパンデミックでもありました。
特にマレーシアは感染拡大が大きく、何度もロックダウンを行っていました。
そこから経済の立て直しを行ったり、ずっとSNSやニュースでその状況を見てきたので、友人から状況を聞いたり、オンラインで集ったり、
友人の心の悩み相談に乗りながらすごく私も考えた期間でした。


辞めざるを得なかった学生は、いつかまた大学に戻れるとか、教育を受けられるチャンスがあれば、戻れるといいなぁと思います。
この時ほど、自分って無力だなと思ったことはありませんでしたが、今後自分は誰に何ができるか、日本語教師としてどんな存在でいられるか、そんなことを考える時間にもなりました。

オーストラリアの方、マレーシアの方、日本チームの3スピーカーで、質疑応答もあったり、良いディスカッションができたのではと思います。
(GIGA構想もお話ししました)

どうやら200人を超える方が見てくれていたらしいです。

すごい。
人が多ければ多いほど燃えるタイプなので、話し方とかスライドの構成とか、振る舞いとか、すごくすごく勉強になりました。

いつなんどき、こうして英語のスピーチ依頼があっても即答できるよう、これからもいろんなことにアンテナ貼って学び続けていたいなと思います。