(116)義母の入院 私の葛藤

夏バテ?脱水症?のような症状が続き、とうとう何も食べられない日が3日も4日も続き、入院になった義母の入院前日、当日の様子について。
前日の夜は、その日の午前中の点滴効果もあるのか、少し落ちついていた。横になり、テレビをつけて寝たり起きたりを繰り返していた。翌朝、私は午前中4時間ほど家をあけないといけなかった。その4時間ほどの間は、徒歩5分ぐらいのところに住んでいる義姉に来てもらうようお願いしていた。その後の入院手続きなどもしてもらえたら助かるのだが、そこまでの時間はないとのことだったので…私は用事が終わり次第急いで帰ってきて義姉とバトンタッチをした。朝のうちに作っておいたおにぎりを急いで食べて、服も着替えて、入院セットを車に積んで、最後に義母をゆっくりと車に乗せる。病院までは車で5分もかからないぐらいだ。車に乗った義母は、体がだるいのか、シートにもたれかかってダラ~ンとしていた。そして、「玄関で何か音がするたびに、やっとママが帰ってきたかなって、何回も思いながら待ってたんや。ママ早く帰ってこうへんかな…って。」と言う。「お姉さんがずっといてくれたやろう?1人にしてないよ。」と言うと、「ママが1番わかってくれてるから安心やから」なんてこと言う…。元気なときは、姑風吹かせてくるが、弱るととたんに依存してくる。これだから、私もなかなか優しくなれない…
病院に到着し、いくつかの検査室をまわっていく。コロナの検査、胸のレントゲン、血液検査……血液検査のとき、看護師さんが小さな容器を見せて、この容器6本分採血しますね、というと、義母は私のほうを向いて、「6本分も血とられるねんて…半分ママがとってもらって。」なんて冗談を言ってきた。冗談言えるほど気分落ちついてきたんだな、と思う反面、「こっちもしんどいわ、何言うてんねん」とも思ってしまった私だ。ベッドに案内され、荷物を整理していると、「ここ、時計ないわ。時計持ってきてくれるか。」と言う義母。本当に遠慮がない。まあ、無事に入院できたので、とりあえず私はこの数日間の寝不足と疲れを解消したいと思う。

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