もしもの時、考えておくとよいことは他にもあった。今ならまだ母と相談できる。
母が脳梗塞で入院した。
それをきっかけに私は色々考えている。
介護保険
介護保険について何歳から加入してどんな保険で~というのは、FPの勉強をした時に出て来たけど、それだけ。
勉強したから分かるわけではない。
というより、ほぼ分かっていない。
入院する時に色々聞かれた。
その中に、要介護度はなんですか?という質問があった。
もし、介護保険が必要になったら先ず、何をするんだろう?
よくよく考えたら私はそこの辺りを全く知らない。
包括支援センターという名前のところがあったような気がする。
せいぜいその程度しか知らない。
そして、包括支援センターがそういう場合、あっているのかも分からない。
おお!これではいけない。
「もしもの時」
私は「もしもの時」は考えていたつもりだったが、もう少し細かく考えることが大事だと気付いた。
延命措置が必要になったらどうする?
胃ろうはするか?
そういうことは既に母と話し合っている。
でも、私が調べておくべきこと、知っておくべきことがいっぱいあるような気がする。
それが何かはよく分からないけど、少し「介護」について調べておいた方がいいような気がしてきた。
どこのホームがいいよ~。
そんな話はちらほら聞く。
でも、ホームに入る前の段階として、きっと色々必要な手続きなどがあるはずだ。
入院した時、高額療養費制度というのがある。
そういうことは、知っていても実際、介護保険が必要になったらどうしたらいいのか?ケアマネージャーさん?先ず市役所に相談に行くの?
母の入院は、私に色々なことを考える機会を与えてくれた。
そして、近い将来、本当に母はいなくなる。
今回の入院で改めてそう思った。
父は末期癌だった。
だから、父の最期はある程度予測がついた。
今回、もし母の脳梗塞に気付かずそのままだったら、予測がつかない最期を迎えた可能性はゼロではない。
思った以上に「もしもの時」はすぐそこだ。
だから、母の希望の【着物を着て遺影に使えるような写真を撮る】が叶えられて本当に良かった!と毎日、お店の看板を見る度に思う。
今、お店の看板は、母の着物を着た動画になっている。
母とは、公正証書で「任意後見人契約」もしたし、私が考える終活を考える上でできることは、色々やってきたつもりだ。
墓じまいもしたし、保険証券やその他もろもろがどこにあるかも知っている。
不動産に関してはもちろん、色々な必要書類(母が生まれてから亡くなるまで)もある。
伯父が亡くなった時、集めた必要書類を母は保管しているのだ。
母の兄である伯父。
私は、母が亡くなった時、それを見本にして集めるだけでいい。
常日頃からそういう話をよくしている。
今回、入院する時も「あの書類は○○にある。」「喪中の葉書を出して欲しい人の住所は××に書いてある」などなど、母は色々なことを私に言っていた。
母と一緒に決めること
母が退院したら、今度は、今まで考えたことがなかったことを一緒に考えよう。
・最先端の医療が受けられる病院がいいのか?
・家から近くて家族がいつもお見舞いに行ける病院がいいのか?
・快適な施設がいいのか?
・働いている人があったかい施設がいいのか?
母が退院したら、色々なことを相談して決めよう。
子どもは私しかいないのだから。