#55 アメリカから学ぶ『創造力が発揮されるシリコンバレーのSTEM教育』
こんにちは、くみです。
アメリカで力をいれるSTEM教育
アメリカでは2000年代になって「STEM教育が十分になされていない」ということで、幼児から高校生までのSTEM教育に力を入れ出しました。
STEM教育は、子どものうちからロボットやIT技術に触れて「自分で学ぶ力」を養う新しい時代の教育方法と言われています。
特にここはシリコンバレー。GoogleやAppleなども巨大IT企業のお膝元。
夏休みのサマープログラムでもSTEMに特化したプログラムなどもあります。
STEM教育(ステムきょういく)とは、"Science, Technology, Engineering and Mathematics" 、つまり科学・技術・工学・数学の教育分野を総称。アメリカではSTEM教育を中心に「科学技術に優れた人材をより多く育成しようという国家的な戦略」が取られています。さらにArts(リベラル・アーツ)を統合するSTEAM教育も最近はよく見かけてくるようになりました
息子の学校では毎週STEM教育の宿題がある。
息子(小学2年生)は毎週STEM教育の宿題があります。
例えば今週の課題はこんなもの。
”家にある材料で火山を作りましょう”
材料例はこちら。
●重曹
●酢
●食紅(赤)
●粘土など
粘土がなかったので、
まず紙コップと周りを茶色い紙袋で
山をイメージ。
紙コップの中に重曹を入れておきます。
そしてお酢を重曹と同量用意。
私たちは45gずつ準備。
コップの大きさで変えるのがいいと思う。
食紅の代わりに絵具の赤を何滴かポトリ。
さらに指定の材料にはないけど台所用洗剤も数滴。
これは、泡がぶくぶくするらしい。
お酢を投入。
動画撮影も同時に開始。
待つこと1分。
ぶくぶくとした泡が徐々に膨れ上がり、
すると茶色い岩山から溶岩が・・・・
なんか、本当に溶岩っぽい。
さらに1分ほど待つと、溶岩が麓まで。
これは楽しい。
夏休みの自由研究のミニ版を毎週末やっているような。
日本はSTEM後進国とか
言われてるけど、
夏の自由研究と言うのは、
私が子供の時からある。
言ってみれば
伝統的なものだから、
それを
夏休みという非日常的なものでなく
普段の授業に取り入れたり、
週末の宿題としたら、
気軽に市民権をとれそうな素地はありそう
小学2年生のSTEM教育は、初めはゲーム感覚で
遊びながら学べるものや、物造りや実験など
様々な体験をするものなどが主流。
これがどんどん高度になっていき、
科学・技術・工学・数学などを総合的、立体的に
身につけていく。
こどもとかって工作とか大好き。
その延長で、楽しんで取り組める。
(大人も結構楽しい)
能動的、自発的に。
さらには、
「この部分はちょっと変えてみよう」とか、
今回で言えば
酢と重曹を少し増やしてみよう
とかアイデアがでてくる。
クリエイティビティが発揮、
創造される授業は
いかにもシリコンバレーらしいなと
毎週感心してしまう。
サポートいただけたら、noteの有料noteを購入するのに使わせていただきます。note内で巡る気持ちの送り合い (Pay it forward)をしていけたら素敵だなと思っています。