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自分の中国語や先行きに不安を感じる在中国日本語教師のわたしがAIを活用する理由

中国で暮らし、中国人と仕事していて気になるのが自分の中国語の語感です。

自分では丁寧に話しているつもりでも、外タレみたいな変な中国語を話しているのではと心配になります。

アクセントがちょっとおかしいくらいならまだ良いのです。もし、クレヨンしんちゃんやボビーオロゴンさんみたいな中国語を話していたらと思うと、憂鬱になってしまいます。

会話のときは、相手の表情など反応をみて「これはマズかったかな」と気付けますが、問題はメッセージを送信するときです。

特に、相手が顧客だったり大家さんだったりする場合は言葉使いが気になります。

そんな、わたしが最近使っているのがAIです。

ChatGPTにあらかじめ中国語の校正を行うように設定しておきます。そして、自分の書いたメッセージをコピペすることで、より自然で、丁寧で、人柄が良さそうな表現に変えてもらいます。

その際、AIはどうして表現を変更したのかを説明してくれますので、中国語の理解にも役立ちます。

その後、DeepLなどを使って、日本語に翻訳して意図が正しく伝わっているかどうかを確認したりもしています。

これで、トラブルを避けることができるようになりました。さらに、段々と中国語作文能力が向上しているように思えます。

AIがトレーナー、またはアドバイザーとしてここまで使えるとなると、今後日本語教師を含めた外国語教師の仕事や翻訳の仕事の環境は様変わりしていくでしょう。

すでに、ChatGPTにまず翻訳作業をさせて80点くらいのクオリティなら気にしないというクライアントも出ているようです。

そうなると経験不足だったり、なにか突出したところがないと、AIが翻訳したモノを校正するというお仕事にしかありつけなくなるかもしれません。

ただ、言い換えればすでにAIを使えば、どんな言語の資料でもほぼ問題なく読むことができるようになりましたし、また読んだ内容に疑念や疑問があった場合も、その場でAIと会話形式で問題解決を図ることもできます。

そうなれば、仕事が奪われる心配をするよりは、どんどんAIを活用して、自分の仕事に組み込んでしまったほうがよさそうです。

Microsoftが発表した新しいsurfaceには、オフラインでAIを活用できるハードが採用されたようですし、AppleもiPadやiPhone、Macで使えるAIを発表しました。

よくわからないと思うなら、AIに聞いてみれば良いじゃんくらいの軽い気持ちで使い始めるとよいと思います。

さて、この点でお気の毒なのは中国の皆さんです。

ほとんどの技術はアメリからか生まれ、公開されていきますが中国からでは自由に使うことができません。

IT系企業に勤める人は、いろいろな方法で本当は使えなくなってるものを使ってますし、そのことをスマートに隠しています。

彼らのしたたかさから学び、成長できたものが勝利、そして頭の中に入れてしまったものは盗めないという大胆さで行動していきたいものです。

というわけで今週も張り切っていきたいと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。