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上司が不安で仕方ない

5月から福岡県久留米を離れて、大分県大分市に住むことになった。
異動を言われた時は、嫌で仕方なかったが今では少しずつ前向きになっている。
まさか、前向きになるなんて自分でも意外。

あまり時間もないので、急いで大分に物件探しと職場への挨拶に行った。
大分駅から職場まで自分で行くつもりでいたが、なんと次の職場の上司にあたる人が迎えに来てくれるとのこと。

忙しいはずなのに、自分のために時間を作って迎えに来てくれるなんて、なんて親切な人なんだろうと感動。おそらく配慮のできる人なんだろうなと、まだ会ったことない上司だが尊敬すらし始めていた。大分に異動になったことが自分にとってラッキーにな展開になりそうな予感。

久留米駅から大分駅に向かうまでの間に、成り上がるイメージはバッチリ仕上がった。新幹線の中から見える大分の海は美しく、バイクを購入したら毎日眺めに行こう。

朝と夕方のもキレイだろうな。海を見に行く時は後ろにファンキーグラマラスな女性を乗せたいな。など想像しまっていた。

大分勤務は神様が与えてくれた人生を変えるきっかけ。これを機に人生を取り戻す!心の炎はメラメラに燃えていた。

大分駅に到着。上司から電話がかかってきて場所をすり合わせをして初対面。
会った瞬間、大分で勤務することが嫌になった。上司の外見がとんでもなくだらしがない。髪がボサボサで、シャツもサイズがあってなく手首のボタンは全開。ズボンもサイズ合ってなくて品のかけらもない。

職場まで上司の車に乗せてもらうことになったが、車内ももちろん汚い。
控え目に言っても、5年は清掃してないのが伝わるレベル。僕に気を使えとは思わないが、人を乗せることがわかっていたのであれば、少しは掃除してほしかった。

僕は、不潔な人が許せない人間。ましてや年齢を重ね責任のある職階にも関わらず、不潔なんてありえない。不潔は犯罪にしほしいとすら思っている。

職場に向かう車の中では、上司は気さくに話しかけてくれた。「お客様を喜んでほしい」「楽しく仕事をしてほしい」「わからないことをわかるようにしてほしい」「これから人生に活かせるようにしてほしい」などと言っていた。上司の表情は清々しいようすだったが、全体的につまんなくてまったく頭に入らなかった。

どこから借りてきたうような言葉ばかりで、「まぁ、こんなこと言っておけばいいやろ?」みたいな感じ言葉を選んでいる感じがハンパない。こんな感じで、コミュケーションを乗り切ってきたんだろうな…。

職場に着くとディスクに案内された。上司のディスクを見てみると資料が積まれており、空の缶コーヒーが5本ぐらいあった。身だしなみがだらしないに加えて、身の周りの整理整頓もできていない様子。

身だしなみはだらしない、整理整頓はできない、となるとなかなかクセのある性格のような気がする。年齢とキャリアを重ねている人なので、加えて頑固のような気がする。

さらに口が悪い。他の人との会話のやり方聞いてみると、生意気な不良が使いそうな言葉ばかりで思ったことすぐ口にしそうな感じ。僕のなかなか苦手なタイプ。これまでパワハラされた経験も思い出してしまい、やる気の炎は完全に消化された。

身だしなみはできていない、整理整頓はできない、口が悪い、この三拍子揃った人との関係構築は体力とメンタル消耗する。こりゃ大変な大分勤務になるなぁと思った。大分に向かう時は希望に満ち溢れていたが、帰るころには絶望しかなかった。

来月からどうなる?俺…大丈夫かな…。




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