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あとちょっとで轟音鳴り響く夏だ...と滝に落ちる寸前みたいな6月の井頭公園。

夏なんですけど、まだ夏じゃない。本当の夏はもっとすごい。だってセミがニイニイゼミしか鳴いてないんだもん。まだだ。でも、もうすぐだ。そんなぎりぎり感。滝に落ちる寸前みたいな、あとちょっとで轟音の夏に入るぞ〜落ちるぞ〜というハラハラ感を感じながら歩きました。

次、こんな静けさが訪れる時は秋です

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」のセミとはニイニイゼミのことだそうです。チーーーと聞こえるこのセミの声のことだったのか。今はまだニイニイゼミしか聞こえない。(と言ってもこの日から2週間経っちゃったので、今はアブラゼミもミンミンゼミも鳴いていると思います)
こんな季節はほんのわずか。次第に鳴き声の数が増えて、次に静かさが戻ってくる時には秋になっています。

さあ、貴重な時間を楽しまなきゃ!

ゴチャっとしたトンボ

コシアキトンボが飛び交っている中で、なんかゴチャっとしたトンボが飛んでいるなあ〜と思ったんですよ。でも飛ぶのが早くて正体がわからない。ダメもとでシャッターを切ってみたら撮れてました。
カメラのオートフォーカス優秀すぎ。ありがとうソニー。

ウチワヤンマが交尾しながら飛んでいる状態だったとわかりました。トンボの交尾って、もうちょっときれいなハート型になると思ってたけど、ウチワヤンマはこれがスタンダードなんでしょうかね?

野草たち

ヤマユリはまだつぼみ
オオバノトンボソウはあちこちで開花中
咲いててよかったウツボグサ
今年は会えないかと思ってた
ヌスビトハギ。今年もボクの服につくのかね?
エゴノキの実。青々としてて6月らしさ全開
ヒメヤブランと8年ぶりの再会。元気してた?

以上、十分な気温と、日光を受けて、光合成を謳歌している植物たちでした。さあ、植物が育てば、昆虫も元気になりますよ。夏はこれからだ!

この子たちも大きく育ってます

丸々としたカエルの子を見つけました。
このお腹を見るに、十分栄養を蓄えている様子です。
どんどん食べて大きくなってくれい!

さあ、この井頭公園のイラストマップ。
これで12ヶ月コンプリートできました!拍手!
ほかの公園は日程が合わずに毎月は通えていないのですが、井頭公園は無理してでも行こうと決めていたので、感無量。一年がんばった!

というわけで一年分をまとめてご紹介します。

22年7月。そうそう。アオダイショウがいたんだった。
22年8月。薄暗いエリアではヒグラシが割れんばかりに鳴いてました。
22年9月。実りの季節到来。
22年10月。カモの季節到来。
22年11月。紅葉ですね〜。
22年12月。この辺りからカモカモカモ。
23年1月。ミコアイサのメスに会えた。
23年2月。そして春の兆し。
23年3月。鳥の繁殖行動に春を感じる。
23年4月。やっときたぜ花の季節!
23年5月。緑が一番きれいな季節。
23年6月。春でもない夏でもない。

同じ公園を季節を変えて歩くだけで、出会える生き物がこんなにも違うんです。四季がある国だから、多様な生き物に囲まれていて、毎日が飽きません。当たり前のように会えたあの花も、ちょっと時期を逃したり、ちょっとした変化によって、すっかり会えなくなることだってあります。
遠くの特別な場所の自然も尊いけど、今、ここにある自然だっていろんな表情を見せてくれます。

次回からは2シーズン目に入ります。これまではシーズンの違いをお伝えしてきましたが、これからは年単位の変化もお伝えできるかな?

がんばります。

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