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30歳過ぎて、NY留学した話 #9 -2個目の語学学校

私がなぜ英語を語学学校で勉強しているか。

その短期的な目標としては、TOEFL80点を取得することだった。

困ったことに、私はテストというものが非常に苦手らしく、TOEFLの点数がいつになっても上がらなかった。もちろんTOEFL自体が難しいというのもある。

TOEFL自体は、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングを基本としており、英語の問題が総合的に出題される。当時の私の基礎英語力は、圧倒的に不足しており、TOEFLのスコア80点を取ることは夢のまた夢であった。

そうすると、ここで一つの問題が出る。私はニューヨークで、ある大学のビジネスコースに行く予定であった。その要件が「大学卒業」と「TOEFL スコア80点」であった。この調子では、全く行けそうもない。焦り始める。

「はて、どうしよう。」


ニューヨークに来て数ヶ月。正直、私はその学校に訪れたこともなかったし、その分野で学べること以外、多くのことを調べていなかった。

ただ、このままではきっと一生そのコースに行くことは出来ないだろうなと悟ったため、初めてその学校に足を踏み入れた。調べていくと、そのコースにはその大学の語学コースの一定レベルを修了すれば、行けることがわかった。

「なんだ、そんな簡単なことだったのか。。」

調べもしなかった自分に恥ずかしい気持ちもしたが、安堵と共にすぐに、校手続きを初めた。何事も動くことですな。

その語学学校でも、また数ヶ月を過ごした。ここで一番良かったことは、「発音」クラスだったように思う。アメリカン・イングリッシュの発音の授業なのに、講師がイギリス英語バリバリのイギリス人の先生だったことはかなり疑問だった。が、彼女は舞台役者もやっていたということもあり、発音練習や口の筋肉の鍛え方など、今までやったこともないユニークな授業であった。

この授業も、この後の私の英語力を上げ、英語のスピーキングスピードが上がるきっかけにもなった。

口の筋肉は重要。筋トレと一緒。英語を学ぶ人には、これをぜひ知ってもらいたい。