【クマくん相談室🐻②】なぜ私は自ら恋愛を壊してしまうのか~恋愛クラッシャーに贈る物語~
■相談者:仮名マナミさん(30)~恋愛クラッシャー~
なぜマナミさんは上手くいっている恋愛にも関わらず、勝手に不安に駆られ、関係を解消したくなってしまうのか。
■親密感への恐怖
🐻(クマくん)「あなたの心理状態を詳しく言うと、それは【親密感への恐怖】ですね」
👩(マナミさん)「、、、親密感への恐怖?」
🐻「マナミさんの本音は、彼と親しくなりたいし、愛し合いたいし、信頼したい。でも女性としての自分に自信が持てないから『そんなはずはない』と叩き壊したくなってしまう。親密になることへの恐怖は、『いつか裏切られる』という自信のなさの裏返しでもあるんです。恋愛して、女性として幸せになる価値が自分にはないと自分自身で思ってしまっている。だからマナミさんは幸せになることを自ら阻害しているんです」
👩「たしかに、、、。普通に進んでいけばいいのに、勝手に波乱のストーリーを作って、相手の愛を測りたくなってしまう。それで失恋すると、とてもへこむけど、『ほらやっぱり』とどこか安心している自分がいます。だからこれまで短命の恋愛を何度も繰り返してきました、、、。だからでしょうか、叶わない恋愛を追いかけている方がどこか安心感があるんです」
🐻「親密感への恐怖の根底には『傷つきたくない』という思いがある。だから親密になって深い関係になればなるほど、不安に駆られてしまう」
👩「なぜこんなにも自信がなくなってしまったんでしょうか」
🐻「過去の恋愛で、浮気をされたり裏切られた経験があるのか、無残に捨てられたのか、それとも幼少期に信頼していた人から傷つけられたことがトラウマになっているのか、それは分かりません。一つ言えることは、
傷付いている心のままで恋愛をすると同じ行動を繰り返してしまうんですよ。
カウンセリングで原因を探り、過去のトラウマを解消することが必要になってくると思います」
■女性としての自信の無さはなぜ生まれた?
👩「具体的なカウンセリングに入る前に一つお聞きしたいのですが、女性としての自信の無さが生まれてしまう要因ってどんなものがあるんでしょうか」
🐻「過去の恋愛で大きな痛手を負ったか、もしくは幼少期から容姿に関する優劣をつけられたり、差別された傷つきがトラウマになっているケースもあります。
具体例を提示しますと、
★小学校3年生の女の子3人が並んでいます。『Aちゃん可愛いね』『Bちゃんお洒落だね』、、、『Cちゃんはお利口さんだね』という言葉に薄く優劣がつけられているのは分かりますか?常に容姿で1番を取ってきた女の子は女性として自信があるんです。でもこの差別が幼稚園、小学校と続くと、Cちゃんは『私って可愛くないのかな』とどんどん自信を失ってしまう。幼少期に『よしよし、可愛いね』と言われた回数が普通の人より少なかったり、そういった些細な出来事も要因に入ってくるんですよ」
👩「そんなんだ。勉強になります」
🐻「マナミさんの場合は、女性としての自分に自信がないのに、心がピュアな少女マインドだから葛藤があるんです。一途に純粋に一人の人と愛し合いたいと思っているから」
👩「逆に、女性としての自信はあるけど、心が少女マインドではない人もいるんですか?」
🐻「います。分かりやすい例が『北新地のお姉さん』たち。女性としての自分に自信があって、それを武器に商売しているけど、心の中はお金と売り上げのことを考えている。おじさんたちを転がしていかにお金を稼いでいい生活をするかって考えの人です。」
👩「なるほど。」
女性としての自信の無さから、相手と深い関係になる前に恋愛を自ら叩き壊したくなる衝動に駆られてしまう(=恋愛クラッシャー)マナミさん。
一体、マナミさんの過去に何があったのか。
(次回)恋愛クラッシャーに贈る~女性らしさの抑圧を開放せよ~
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